【ＢＯＸ】八重樫挑戦者も体重超過！本計量でクリア

八重樫（右）は挑戦者のエドガル・ソーサと並んでポーズを決めた

　◆プロボクシング世界戦　▽ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ　王者・八重樫東―同級１位・エドガル・ソーサ（６日、東京・両国国技館）　ＷＢＣ世界フライ級王者の八重樫東、東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦に臨む前日本同級王者の井上尚弥も５日、都内での前日計量をそれぞれパスした。

　２度目の防衛に臨むＷＢＣ世界フライ級王者の八重樫東が同級１位のエドガル・ソーサの体重超過未遂に冷や汗をかいた。

　本計量の約３０分前の予備計量で、ソーサが５００グラムオーバー。大橋秀行会長（４８）ら八重樫陣営は「大丈夫か」と色めき立った。ソーサは本計量にもサウナスーツ姿で現れたが、全裸になりリミットちょうどの５０・８キロで何とかパスした。「体重は（横浜市から）ここまでの移動で落ちた」と５０・６キロでクリアした八重樫は、「ソーサはバーッと落とすタイプなので計量当日がきついのは当たり前」と安ど。計量後は高糖度の３枚６００円の食パンや、杏仁（あんにん）豆腐、ヨーグルトなどを食べてエネルギーを注入した。

　ＷＢＣ世界ライトフライ級王座１０度防衛の最強挑戦者を迎え「左ボディー、左フックなど左が決め手となるパンチだと思うが、右も強くて回転力がある」と警戒。昨年６月の世界ミニマム級２団体王座統一戦で敗れた井岡一翔（２４）＝井岡＝へのリベンジも視野に「次につなげられるよう頑張りたい」と意気込んだ。