〔金利マーケットアイ〕国債先物は大幅続落、長期金利は一時2カ月ぶり0.680%
[東京 6日 ロイター] -
〔金利マーケットアイ〕
<15:25> 国債先物は大幅続落、長期金利は一時2カ月ぶり0.680%
国債先物中心限月12月限は前日比31銭安の144円51銭と大幅続落で引けた。米緩和縮小時期の判断材料となる11月米雇用統計の発表を控えて、持ち高調整の売りが先行。日銀の国債買入で売り圧力の根強さが確認されると、下げ幅を拡大し、一時144円34銭と10月16日以来の水準を付けた。一部業者などがロングポジションを落とす動きに加えて、日経平均が後場に持ち直したことで、CTA(商品投資顧問業者)から売りが出た。
現物市場は長期・超長期ゾーンを中心に軟調。前日の10年債入札で在庫を抱えた業者から調整売りや株高を嫌気した短期筋の売りが出た。また、一般債市場で、事業債・地方債の起債が相次いだため、長いゾーンの国債に利益確定売りを出して、スプレッドが確保されている一般債を買う入れ替え目的のフローも観測された。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同3.5bp高い0.680%と10月1日以来の水準に上昇したが、午後3時現在0.670%で推移。
<15:00> 翌日物の加重0.07%前半、6カ月物国庫証券入札は低調
無担保コール翌日物の加重平均は0.07%台前半と前日(0.072%)並みの水準になる見通し。地銀、信託、証券などを主な取り手に、朝方は0.07─0.072%を中心に取引された。ただ、資金余剰感が強く、調達一巡後は資金調達意欲が後退。午後は閑散のなか0.065%でも出合いが観測された。ユーロ円3カ月金利先物は債券安で軟調。中心限月2014年9月限は前日清算値比1ティック安の99.795。
6カ月物国庫短期証券入札は低調。落札結果によると、最高落札利回りは0.0581%と市場予想(0.05%台半ば)を上回った。投資家は低い利回りでの投資に慎重になっていることに加えて、日銀買入の頻度に不透明感があることが利回り上昇を促した。
<14:10> 国債先物が乱高下、10年0.6%後半で押し目買いも
国債先物が乱高下。中心限月12月限は一時前日比48銭安の144円34銭に急落後、144円50銭付近まで値を戻している。
市場では、ポジションがロングに傾いている参加者のヘッジ売りと、投資家の現物押し目買いをきっかけに業者が買い戻す動きが交錯している。「10年・0.7%に近づいてきたことで、地方投資家などの絶対値プレーヤーがいったん買い向かう動きも出ている」(国内金融機関)という。10年最長期国債利回り(長期金利)は同3.5bp高い0.680%に上昇後、0.675%に上昇幅を縮めた。
<13:40> 国債先物が1カ月半ぶり安値、米雇用統計前の調整売り
国債先物が下げ幅拡大。中心限月12月限は一時前日比35銭安の144円47銭と10月17日以来、約1カ月半ぶりの水準に下落した。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2.5bp高い0.670%と10月15日以来約1カ月半ぶりの水準に上昇した。
日銀買入オペで売り圧力の強さが意識される中、今夜発表される11月米雇用統計を控えたポジション調整目的の売りが出ている。「前日の10年債入札などでポジションがロングに傾いている参加者からヘッジ売りが出ているのではないか」(外資系証券)との声もある。
<12:50> 6カ月物国庫証券の最高落札利回り0.0581%、テール流れる
財務省が午後零時35分に発表した6カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りは0.0581%と市場予想(0.05%台半ば)を上回った。平均落札利回りは0.0561%。
市場では、テールが流れて低調な結果と受け止められている。「投資家は低い利回りでの投資に慎重姿勢なことに加えて、需給の関係で日銀買入の実施頻度に不透明感があることも影響しているのではないか」(国内金融機関)との見方が出ている。
<12:36> 国債先物が日中安値、日銀オペで売り圧力の強さを意識
国債先物が軟調。中心限月12月限は一時前日比19銭安の144円63銭と日中安値を付けた。日銀が残存年限1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下を対象にした国債買入で応札額が膨らみ、「売り圧力の強さを意識させられた」(国内証券)ことから売りが出た。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2bp高い0.665%に上昇した。
市場では「直近入札された新発2年335回債と新発10年332回債が、オペ対象に含まれていないにもかかわらず、応札額が膨らんだ。過剰なリスクを落とす動きが出ている」(国内金融機関)との声が出ている。
<11:15> 6カ月物国庫証券落札利回り、0.054%近辺か
財務省は6カ月物国庫短期証券(416回)入札を実施している。足元の入札前取引では、0.054%で出合い。最高落札利回りについて市場では「予想は0.054%付近。既発証券の利回り水準よりは甘くなっているため、需給への懸念が見られそうだ」(短資会社)との見方が出ていた。11月6日入札の前回の最高落札利回りは0.0618%だった。
6日午前の短期金融市場では、無担保コール翌日物は0.07%中心での取引。主な取り手は地銀、信託、証券など。当座預金残高が1兆円を超える増加となる方向となる中、資金余剰感は強く、資金需要は限られた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCは発行要因で強含み。ユーロ円3カ月金利先物は債券安などで軟化。
<11:04> 国債先物は続落で前引け、スティープ化の形状
国債先物は続落で午前の取引を終えた。前日の米債安の流れを引き継ぎ売りが先行。11月米雇用統計の発表を控えていることもあり、ポジションを調整する動きとなった。現物債は長いゾーン中心に利回りに上昇圧力がかかった。米連邦準備理事会(FRB)が近く緩和縮小に着手するとの観測がくすぶる中、売りが優勢。市場想定通り日銀国債買い入れオペを通告したが、足元では反応がみられなかった。中期ゾーンもさえない。イールドカーブはスティープ化の形状。 国債先物中心限月12月限の前引けは、前営業日比12銭安の144円70銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp上昇の0.655%と、10月16日以来の高水準を付けた。
<09:12> 長期金利が上昇、0.655%と10月16日以来の高水準
長期金利が上昇。足元の10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比1bp上昇の0.655%と、10月16日以来の高水準で推移。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が近く緩和縮小に着手するとの観測がくすぶる中、売りが優勢にならざるを得ない。リスクオフ・モードにも反応は薄い」(国内証券)との声が聞かれた。国債先物主導で長期ゾーンにも売りが先行したとみられている。ただ、前日の10年利付国債入札で「0.650%近辺には投資家の押し目買い需要を確認できているため、大幅な利回り上昇は想定していない」(同国内証券)との見方が出ていた。
<08:47> 国債先物は続落で始まる、米債安の流れ引き継ぐ
国債先物は続落でスタート。12月限の寄り付きは前営業日比2銭安の144円80銭。市場では「前日の米債安の流れを引き継ぎ売りが先行。11月米雇用統計の発表を控えていることもあり、ポジションを調整する動きになっている」(国内金融機関)との見方が出ていた。
5日の米10年債利回りは一時、9月18日以来の高水準となる2.8772%に達する場面があった。
<08:33> 翌日物は0.07%中心、資金余剰感強い
無担保コール翌日物は0.07%中心で取引されている。主な取り手は地銀、信託、証券など。大手行は0.065%ビッド。市場では「当座預金残高が1兆円を超える増加となる見込みにある中、資金余剰感は強く、資金需要は限られている」(国内金融機関)との声が聞かれた。 日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は97兆8000億円、準備預金残高は78兆8000億円程度となる見込み。
<07:20> 翌日物0.07%中心か、当預残は97.8兆円程度の見込み
無担保コール翌日物は0.07%を中心に取引される見通し。日銀が先日付で実施した国債買入のスタート日にあたり、日銀当座預金残高は1兆円を超える増加となる。資金調達ニーズが限られる中、落ち着いた展開になりそうだ。「0.07%中心の取引は変わらないのではないか」(国内金融機関)という。
5日の加重平均金利(速報ベース)は、前営業日比変わらずの0.072%だった。
日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は5日に比べて1兆2000億円増の97兆8000億円程度になる見込み。残り所要積立額は3500億円。
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