最終更新: 2013/12/06 17:20

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特定秘密保護法案 与党、6日までの会期内で成立を図る構え

特定秘密保護法案は5日夕方、参議院の特別委員会で、野党の怒号が飛び交う中、採決が行われ、与党の賛成多数で可決した。
与党は、6日までの会期内で、本会議での成立を図る構えだが、採決に反対する野党と、激しい攻防が続いている。
午後4時すぎ、特定秘密保護法案を担当する森内閣府特命担当相が、特別委員会で、答弁を終えた直後だった。
突然、中川委員長に向かって、なだれ込む野党議員たち。
マイクを引きずり下ろし、委員長の声をシャットアウトした。
紙を突きつけ、猛抗議を続けるが、石井議員によって、質疑を打ち切る動議が提出され、自民党の佐藤議員が指示すると、与党議員が一斉に起立した。
拍手と怒号が入り乱れる中、特定秘密保護法案が、与党の賛成多数で可決された。
与党議員が、そそくさと退出する中、泣き出す議員の姿もあった。
採決が強行されたことに、野党側は猛反発した。
民主党の福山哲郎参議院議員は「審議の最中に、新しいことがポンポンポンポン出てきて、それでこれでまとまったなんていうのは、国会をないがしろにしているし、われわれ野党の声をいらないと言っているのと同様でございます」と述べた。
社民党の福島副党首は「内部告発者の刑事処罰の免除もありません。ですから、大欠陥法案で、こんな法律作っちゃだめですよ。徹底抗戦、成立させないために、あらゆる手を尽くします」と述べた。
また、修正合意しているみんなの党と日本維新の会は、採決時に退席して、抗議の意思を示した。
みんなの党の水野参議院国対委員長は「質疑打ち切りには、断固反対をすると同時に、こういう中での法案の採決には、応じることができない」と述べた。
日本維新の会の松野国会議員団幹事長は「きょうのきょう、また質疑打ち切りで採決に入るというのは、ちょっと予想外でした。なんで、こんなに急ぐんでしょうかね」と述べた。
議論が足りないという指摘に対し、自民党の石破幹事長は「内容的には、かなり充実した審議。そして、それの成果を得たうえでの採決だと思っています」と述べた。
野党側は、採決を強行した中川委員長を呼び出し、直接抗議をしようとした。
民主党の芝 博一参院議員は「電話しても出ない?」と述べた。
社民党の福島副党首は「逃げ回ってるよね」と述べた。
民主党の福山哲郎参院議員は「じゃあ、もうしょうがないよね、逃げ回ってるなら」と述べた。
国会周辺には、特定秘密保護法案に反対する人たちが集まっていた。
反対の声が、国会の外でも鳴り響く中、与党は、本会議で法案を緊急上程し、成立を図る意向を示していた。
午後9時を回っても、議院運営委員会では、部屋の外にまで、野党議員の反対する声が聞こえてきていたが、焦点となっている特定秘密保護法案は、本会議での採決は、6日に持ち越されたという。
5日夜の本会議では、民主党が、法案採決引き延ばしのため、自民党の厚生労働委員長に対する解任決議案を提出したが、与党は、これを否決した。
その後、本会議は、特定秘密保護法案を議題にかけることまで採決したあと、閉会した。

(12/06 00:04)


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