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【大リーグ】

ダルビッシュ、新入札制度にもの申す!! 自身のツイッターで討論3時間

2013年12月6日 紙面から

 “もの申す男”が新ポスティングシステム(入札制度)について大いに語った。レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が5日、日米で合意間近となった新制度について自身のツイッターで発言。弟分の楽天・田中将大投手(25)が同制度でメジャーに挑戦するだけに、ファンと約3時間にわたって熱っぽく語った。最後はメジャーではなく、田中が応援しているアイドルグループへの“移籍”も緊急提言。

 今年6月には統一球問題も一刀両断した右腕が、笑いを取りつつ日米球界に一石を投じた。

<直球> 歯に衣(きぬ)着せぬ男が、またも言い放った。日米でようやく合意が見えてきた新入札制度。日本の若きエースの未来を左右する重大案件に、ダルビッシュがトレーニング中の米テキサス州から“直球”を投げ込んだ。

<持論> 「20億で合意なら楽天は田中を出せないですよね。。(原文まま)」。まず最初にツイッターに書き込んだのは日本時間の午前6時(現地時間午後3時)ごろ。入札金の上限が20億円との報道を受け、いきなりストレートに切り込むとファンとのやりとりが活性化。

 田中の移籍を楽天が容認しないと野球ファンが反発するとの指摘を受けると、「球団経営もありますからね」と建前ではなく現実論で切り返した。

 自身も2011年オフに同制度を利用し、レ軍が5170万ドルで交渉権を落札。選手が海を渡る手法の1つなのは確かだが、「FA9年は長すぎです。6、7年に出来ればポスティングもいらないし」と持論を展開。現在9年となっている海外移籍のFA権取得期間を短縮すれば、入札制度そのものが必要なくなるとの見解を示した。

 今年6月には日本球界を騒がせた統一球問題でもツイッターで言及したダルビッシュ。ボールが変更されていたことを知らなかったとする加藤コミッショナー(当時)について「知らない方が問題でしょ」とバッサリ切り捨てた。今回も米大リーグ機構、日本野球機構、日米の選手会とさまざまな思惑が交錯する複雑な問題に、マウンド同様に“真っ向勝負”で一石を投じた格好だ。

<冗談> 議論の終盤では田中の移籍先について、「FAまで待ってももクロ加入で!」と田中がファンのアイドルグループ「ももいろクローバーZ」への“電撃移籍”を提言。最後は田中もつぶやきに気付き、「僕が寝てる間に…」と飛び入り参加する一幕もあった。ファン、そして本人まで巻き込んだダルビッシュの「朝から生討論」。笑いを交えながらも、鋭く内角をえぐったのは間違いない。

 

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