東北沖プレート滑りやすい 海底下の温度で判明東日本大震災で巨大な地震を引き起こした東北沖の海底下のプレート(岩板)境界は滑りやすかったことが分かったと、海洋研究開発機構などのチームが6日付の米科学誌サイエンスに発表した。滑ったプレート付近の地層の温度を測定し、摩擦で生じた熱が比較的小さいことから判明した。 これまでプレート境界の浅い部分は滑りにくいと考えられていたが、大震災では東北沖の浅い部分も含め最大50メートル滑り、巨大津波の原因にもなった。 チームは、宮城県沖約220キロの日本海溝近くを地球深部探査船「ちきゅう」で掘削。 【共同通信】
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