楽天・田中将大投手(25)のメジャー移籍問題がどうにか進展した。協議が難航していた新ポスティングシステム(入札制度)が5日までに基本合意。入札額の上限は2000万ドル(約20億円)で、複数の球団との交渉も可能となった。従来通りのルールなら100億円は見込めた楽天としては実入りは少なくなったが、ゼロよりはましか。あとは楽天・三木谷オーナー次第なのだが…。
日米間で新入札制度が基本合意したことで、注目されるのが楽天の出方だ。そもそも交渉がこじれた背景には、楽天が三木谷オーナーの意向もあって上限2000万ドルという入札金に難色を示したことがある。3日の12球団代表者会議でも反対したのは楽天だけ。入札金限度額の引き上げを要求した。だが、MLB側の譲歩は複数球団との交渉を解禁したことのみ。楽天の希望は通らなかった。
球団内では「田中は最大の功労者。ポスティング利用を容認すべき」との声も上がっているが、依然として慎重な姿勢は崩していない。立花球団社長は5日、NPBからまだ正式な通知が来ていないとした上で「(上限額が)フェアかどうかというのをステークホルダー(利害関係者)に説明する義務がある」と話した。球団内での協議の結果、上限額が妥当ではないと判断された場合は「次のステップに進まない可能性もある」と田中の入札制度の利用を認めないこともあるとした。
やはりキーマンとなるのは三木谷オーナーだ。ある球団関係者は「ポスティングに関しては、もう三木谷オーナーが首を縦に振れば容認される状況なのですが…」と話すが、もともと同オーナーは田中を引き留める意向だった。先月末に「個人的には、若い人が海外に挑戦するのはいいことだと思う」と容認する考えを示唆したものの、ビジネスの視点から「NO」と判断しても不思議ではない。田中が今オフのメジャー移籍を実現するためには、立花社長ら球団側が田中の思いをくんだ上で、三木谷オーナーを口説くしかなさそうだ。
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