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【フィギュア】羽生、SP世界新99・84点!王者チャンに12・37点差

スポーツ報知 12月6日(金)7時4分配信

【フィギュア】羽生、SP世界新99・84点!王者チャンに12・37点差

男子SPで4回転ジャンプに挑戦する羽生。世界歴代最高点でトップに立った

 ◆フィギュアスケート GPファイナル第1日(5日・マリンメッセ福岡) グランプリ(GP)シリーズ6戦の成績上位6人による「五輪前哨戦」が開幕。女子最多タイとなる4度目の優勝を狙う浅田真央(23)=中京大=はショートプログラム(SP)でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足を取られたが、72・36点で首位発進した。男子SPでは羽生結弦(18)=ANA=は世界歴代最高の99・84点でトップ。織田信成(26)=関大大学院=が3位、町田樹(23)=関大=は最下位6位と出遅れた。

【写真】ロシア杯で逆転Vした町田

 羽生が「え!?」と絶句する空前絶後の超ハイスコアが飛び出した。英語でアナウンスされた数字は99・84点。「最初はびっくりして、聞き取れなかった。驚きしか出てこない」。11月のフランス杯で、世界王者チャンが出した98・52点を1点以上も上回る“世界新”に自分の耳を疑った。95・37点の自己ベストを大幅に上積みする3度目の世界記録更新に、オーサー・コーチも「WOW!」を連発した。

 高さ、スピード、キレと三拍子そろった演技を見せた。迫力満点の冒頭の4回転ジャンプを滑らかに着氷させると、長い手足と柔らかい体を生かした振り付けで、最後までほぼ完璧に滑り切った。悔いが残るのは、最後のスピンだ。足替えの際にわずかによろけてグレードのレベルが「3」に。最高の「4」ならば、100点超えは確実だった。「ちょっとした気の緩み、それが悔やまれる」狙っていたという前人未到の3ケタを逃し、悔しさをにじませた。

 昨年Vのエース・高橋大輔(27)=関大大学院=がけがで欠場し、戦況は急変した。しかし、自分の演技だけに集中。今季3度目の直接対決で、ここまで2連敗中の世界王者に12点以上の大差をつけ、ファイナル初Vに王手をかけた。

 7日は19歳の誕生日。6日のフリーは18歳最後の演技となる。昨年の誕生日はソチ五輪本番リンクで銀メダルをつかんだ。「18歳の今しかできないファイナルを思い切り楽しみたい」。有力選手6人で3枠の五輪切符を奪い合う大混戦の男子日本で、最上位のメダリストとなれば代表入りに大前進。「今日は点数を眺めて幸せな気分に浸りたい。明日は明日」。狙うはもちろん表彰台のど真ん中だ。

最終更新:12月6日(金)9時25分

スポーツ報知

 
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