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立身編
骸骨
 かたかたと顎を鳴らしている骸骨(スケルトン)。その骸骨は侵入者であるソリオたちに気づいたようで、その眼球のない虚無の眼窩をゆっくりと彼らに向けた。
「なんと、今度は二人もお客さんが! いやー、ほんとに今日は千客万来ッスなっ!!」
 ぺちんと掌で額を叩きながら──もとい、かつんと掌を形成する骨で頭蓋骨を叩きながら、その骸骨は実に嬉しそうに言った。
 ソリオたちにはその骸骨が嬉しそうだと理解できたのだ。なぜか。
──何なんだろう、この骸骨は。
 言葉に出さずとも、互いに見つめ合って思いを伝え会うソリオとポルテ。
 そんな二人に、骸骨はかたかたと全身の骨を鳴らしながら近づいてきた。
「あ、申し訳ないッスけど、扉は閉めて欲しいッス。でないと、霧状生物(ガスト)たちが入って来てしまうッスから」
 骸骨にそう言われ、思わず素直に扉を閉めるソリオ。
 そして骸骨は、「今すぐお茶の準備をするッス」と、奥にあるもう一つの扉を開けてその奥へと姿を消した。
 ソリオたちはこの空間に自分たちが入ってきた扉以外にももう一つ扉があることに、この時になって初めて気づいた。
「な……何者なのかしら、アレ……」
 骸骨が消えた扉を凝視しつつ、ポルテがぽつりと零す。
「あれが何者かは分からないけど……今の内にあっちを確かめよう」
 そう言ってソリオが指し示すのは奥にある朽ちた寝台と、その上に寝かされている一人の少年。
 ポルテは急いでそちらに向かうと、寝ている少年を覗き込む。
「ば……バモス……っ!!」
 寝ている少年がバモスである事を確認したポルテは、次いで彼の状態を確かめる。
 彼女が勤める神殿という場所は、祈りの場であり、教育の場であり、医療の場でもある。当然、ポルテも初歩ながら医術の心得があった。
 バモスの身体をざっと確認し、これといった外傷もなく呼吸も安定していることに彼女は安堵の息を吐く。
 そのことをソリオにも告げ、これからどうしようかと相談し始めた時、ぎいという軋みの音と共に再び奥の扉が開いて先程の骸骨が現れた。
 その骸骨の手には、湯気を上げる陶器製のカップの乗ったお盆。
 しかし、なぜかその骸骨はしょんぼりと──肩を落としていたのと、全体的な雰囲気でしょんぼりしていると分かった──していたが。
「…………折角のお客さんだと言うのに、いつの間にかお茶の葉が全部駄目になっていたッス……申し訳ないッスけど、白湯で我慢して欲しいッス……」
 そう言って骸骨はしずしずとソリオとポルテの前に、白湯の入った陶器のカップを差し出した。
 二人はそれぞれカップを受け取り──ポルテには彼女に合うサイズのカップだった──、そのカップを興味深そうに眺める。
「陶器のカップ……ねえ、ソリオ、これってひょっとして値打ちものかな?」
「うん。陶器ってだけでかなりの値段になると思うけど……しかもこれ、クリソコラ時代の陶器かもしれない……」
「ク、クリソコラ時代の……っ!? ってことは、と、とんでもなく高価なんじゃ……っ!?」
 陶器は陶器というだけで高価な物であった。
 焼き物という技術があまり一般的ではなく、ごく一部の地域の特産となっており、日常生活で陶器を使うのは大抵が支配階級の貴族たちである。庶民は木製の器を用いるのが一般的だ。
 しかも、ソリオの言うようにこのカップがクリソコラ時代のものだとすれば、それは好事家たちの間で一般市民の生活費、一年分以上の値段で取引されるような代物である。
「ほ、本当にこれ、クリソコラ時代のものなの?」
「分からないけど以前に一度だけ、村にいつも来る行商人のおっちゃんが自慢げに見せてくれた事があるんだ。『これはクリソコラ時代の高価な陶器なんだぞ』って。その時に見た陶器の模様と、このカップの模様が似ているような気がするんだよ」
 まじまじと手の中のカップを見詰めるソリオとポルテ。
 彼らがそんな会話をしている間、件の骸骨はじっと彼らを見ているだけだった。
 ソリオたちは、改めて骸骨の存在に気づき、そちらに視線を向ける。
「えっと……骸骨……さん?」
「あっしにはコルトって名前があるッス。できれば、コルトって呼んで欲しいッス」
「じゃ、じゃあ、コルトさん? あの、この子のことで聞きたいことがあるんだけど……あ、私はポルテ。こっちの男の子はソリオよ」
「ポルテさんとソリオさんッスね。了解ッス! この子なら通路の中でばったり出会ったッスよ。だけど、この子は……その……あっしの姿を見た途端、驚いて気を失ってしまったッス……」
 骸骨──コルトの説明によると、使命であるこの地下通路の見回りをしていた時、一人で通路を彷徨っていたバモスを発見し、なぜこの通路にいるのかを尋ねようとしたところ、コルトの姿を見たバモスがびっくりして気絶。その後はコルトの私的空間であり、霧状生物避けの結界が張られているここにバモスを運び込んだそうだ。
「あのまま通路で気を失っていたら、霧状生物に襲われるッスからね」
「あ、ありがとう……っ!!」
 どうやらこの骸骨に害意はないと判断し、ポルテは素直にコルトに頭を下げて礼を言う。
 しかし、ソリオは先程のコルトの説明のとある部分に引っかかりを覚えていた。
「ねえ、コルト。ちょっと聞きたいんだけどいいかな?」
「何ッスか、ソリオさん。あっしに分かることなら何でも聞いて欲しいッス」
 どんと胸を──もとい、かつんとあばら骨を叩くコルト。そんなに強く叩いて骨は大丈夫かなと、変な心配をしつつソリオは先程引っかかった事を尋ねる。
「さっき、コルトは地下通路の見回りが使命って言ったけど……その使命は誰から受けたの? 目的はなに?」
「それはあっしのご主人からの命令ッス。目的はこの通路にいる霧状生物の駆除ッスね。ここ、ご主人が造った失敗作の廃棄場所なんスけど、そういう場所にはいつの間にか霧状生物が沸いたりするッス。それで、ご主人があっしにここの霧状生物の駆除を命じたッスよ」
 聞くところによれば、コルトはとある死霊術師(ネクロマンサー)によって作られたという。
 今のような骸骨となる前は奴隷であり、その死霊術師に買われて今の姿にされたそうだ。
「最初はそれはもう、凄く落ち込んだッスよ……ご主人に買われてすぐに魔術で眠らされ、次に起きたら骨だけだったッスからね。でも、長い時間ご主人に仕えているうちに、ご主人にもそれなりに大切にされるようになり、こうして大事な仕事もご主人から任されるようになったッス」
 胸を張って──いや、肋骨を反らして自慢げにコルトはそう告げた。



 コルトの話を聞き、ソリオとポルテはとある疑問を感じていた。
 コルトが口にした死霊術は、今では遺失してしまった過去の魔術である紋章術と呼ばれる魔術の一流派とされている。
 紋章術が最も隆盛していたのは二千年前のクリソコラ文明期であり、紋章術の使い手を紋章師(ルーラー)と呼んでいる。
 凄まじく発展したと言われるクリソコラ文明は、この紋章術によって支えられていたと言っても過言ではない。
 紋章術とは、空中や物体に力を秘めた紋章(ルーン)を魔素を込めた指先や杖の先などで描いて、その紋章に秘められた力を解放する魔術である。
 その威力と応用性は精霊術を上回り、紋章は適量の魔素を込めながら正確に描けば力を発揮し、その行使に手間はそれほど必要ではなかったとされている。
 だが、現在ではその紋章自体が遺失してしまっていた。
 発見されるクリソコラ文明期の文献に紋章術の存在は示されているものの、紋章そのものの具体的な形や意味などは殆ど記されていない。
 この点に関して、当時は紋章を伝授する際に書物などから覚えるのではなく、紋章術を用いて頭に直接記憶させていたのではないかと推察されている。そのため文献などに具体的な紋章が記されていないのだ、と。
 また、紋章師の中には独自の紋章を開発するような者もいたようで、そのような紋章はなおさら門外不出であり、師匠から門弟へと直接伝授されたと考えられている。
 威力と応用で精霊術を上回る反面、その行使に必要な魔素は精霊術のように周囲にある自然の魔素を用いる事ができず、術者自身に宿っている魔素を使用しなければならない。
 そのため、術者が内包している魔素の量によって行使できる紋章術の数が制限されたり、また、使用する魔素自体も精霊術より多く必要だったなど、燃費の面では精霊術に大きく劣るという欠点も持ち合わせていた。
 クリソコラ文明時代にはこの欠点を克服すべく、様々な技術が編み出された。
 何らかの方法で自然界の魔素を蓄え、それを自身の魔素と併せて用いる方法、または多人数の術者が集まって儀式を行い、それによって足りない魔素を補うなどが一般的な方法であったとされている。
 だが、その紋章術はクリソコラの滅亡と共に歴史の上から姿を消した。
 その理由は書物などの媒体に紋章を記録しなかったためだと言われている。紋章術師がクリソコラ文明と共に滅んだことにより、紋章術もまた遺失の道を余儀なくされたのだ。
 今ではクリソコラの遺跡から発掘された文献などを元に、ごく一部の紋章が復元されているとも言われているが、まともに効果を発揮した紋章はなく、当然自在に紋章を扱える紋章術師も存在しない。
 つまり、今の時代に紋章術の一派である死霊術を使う死霊術師も存在はしないのだ。
 そしてコルトの話を聞いて察するに、コルトの主人とやらはコルトのような不死者(アンデット)だけではなく、魔法生物も造り出していて、その失敗作をこの地下道に捨てていたと思われる。
 これらの事から推測されることは唯一つ。コルトとその主人は間違いなく、今は滅んでしまったクリソコラ文明期に生きていた者なのであろう。



「ところで、ソリオさんにポルテさん、そしてこの子もッスけど……どうしてこの廃棄場に来たッスか? こんな鬱蒼とした森の奥深くにある洞窟、普通は誰も近寄らないッスよ? だからこそ、ご主人はここを廃棄場にしたんスから」
 こくんと、いや、ぎちりと音を立てながら首を傾げるコルト。そして問われた二人はといえば、よく分からないといった顔で互いに顔を見合わせた。
「鬱蒼とした森……って、ここ、結構大きな街の中よ?」
「へ……?」
 コルトはかくん、と顎──の骨──を外した。どうやらかなり驚いているらしい。
 骸骨なのに以外に表情豊かだなぁ、とソリオは場違いな事に関心していたり。
「だ、だってここはご主人が住んでいた街からかなり離れた大きな森の中で……だからこそ、ご主人はここを失敗作の廃棄場に選んだッスから……あ、あっしも、ここに到着するまでご主人と一緒に何日も旅をしたッスよっ!?」
 うろたえるコルトを宥めるように、優しい声でポルテは尋ねる。
「ねえ、コルト? コルトがここに来たのって、どれくらい前なの?」
「あ、あっしがご主人からここで霧状生物の駆除を言い渡されたのは、確かクリソコラ歴三八七年のことッス。と、ところで、い、今はクリソコラ歴何年ッスかね? あっし、もう随分と長い間この廃棄場から外に出ていないんで、今が何年なのかすっかり忘れてしまったッス」
 かつかつかつと顎骨を鳴らすコルト。その質問に、ソリオは言いにくそうに、だが、それでも本当の事を目の前の骸骨に告げた。
「……今はもうクリソコラ文明期じゃないんだ……僕たちの時代では、クリソコラは二千年前に滅んだとされている。そして、この地下道の上には森じゃなくて大きな街ができている。その街はマカライト王国の第二の都市であり、交易で栄えていることから交易都市コーラルと呼ばれているんだ。当然、君の主人ももう生きてはいないだろうね」
「く、クリソコラが滅んだ……? そ、それも二千年も前に……? マカライト王国? コーラル? ご主人はもういない……?」
 コルトはきょろきょろとその眼球のない眼窩を、ソリオとポルテの間で彷徨わせた。
「う、嘘だっ!?」
「嘘じゃない。本当のことだよ」
 頭──頭蓋骨ではソリオの言葉を理解できても、感情の方がそれに追いつかないらしい。
 それも無理はないだろう。
 今日までずっと主人に言い渡された使命を愚直に続行していたのだ。それこそ何百年という長い時間を。
 それなのに、ある日突然その主人はもういないと告げられた。しかも、自分が生きていた時代も遠い過去となってしまっていた。
 これで混乱しないわけがない。例えそれが骸骨であったとしても。
 がくりと項垂れてしまったコルト。もしもコルトに生前の身体があれば、きっと涙を流しているだろうな、とソリオとポルテは想像した。



「ねえ、コルト? コルトはどうやって今日まで霧状生物を駆除していたの? 霧状生物には物理攻撃は効かないよね? もしかして、コルトは魔術が……紋章術が使えるの?」
 暫くして。ようやく混乱から立ち直った──少なくとも表面上は──コルトに、ソリオはそんな質問をした。
 ソリオのこの疑問は尤もなものだろう。
 主人よりこの地下道の霧状生物の駆除を命じられたというコルト。ならば、その霧状生物を駆除するための手段が目の前の骸骨にはあるはずなのだ。
「あっしに紋章術なんて使えないッスよ……なんせ、あっしは骸骨になっても奴隷には違いないッスからね……奴隷に紋章術を教える主人はいないッスよ……」
 まだ完全に立ち直れず、床に座って膝を抱えているコルトが、ぼそぼそと呟くように答える。
 紋章術だけではなく、精霊術も含めて魔術は力である。奴隷に力を与えれば、その力でもって反乱を起こしかねない。そんな危険を敢えて冒すような奴隷の主人はいないというコルトの言葉は、ソリオもポルテも理解できることだった。
 コルトは立ち上がり、先程までバモスが寝かされていた寝台に近寄る。そして寝台の下から棒のようなものを取り出した。
「これはご主人からいただいた霧状生物退治用の(ロッド)ッス。この杖には魔素が付与されていて、実体を持たない霧状生物にも有効な打撃を与えられるッス。でも、こいつに付与された魔素は随分前に尽きてしまって、今ではただの杖ッスね」
 杖の魔素が尽きてしまいコルトも霧状生物を倒す手段を失った。結果、この地下通路には現在ではかなりの数の霧状生物が蔓延っているそうだ。
「ちょっとその杖、見せてくれる?」
「いいッスよ」
 コルトから杖を受け取ったソリオは、しげしげとその杖を検分する。
 杖の長さはソリオの身長よりやや長い。おそらく、一八〇センチ程の長さだろう。
 そしてその杖の先には、拳の半分程の大きさの透明な水晶が取り付けられていた。
「……この先端の水晶、魔素含有水晶だね……ここに蓄えられていた魔素を使用して、霧状生物にも打撃を与えることができたってわけか。ふぅん、魔素含有水晶を用いた簡易版の魔道具だね。でも、コルトの言う通り魔素はもう尽きてしまっている」
「へえ。よく分かるわね?」
「まあね。俺を育ててくれた義父(おやじ)がクリソコラの研究をしていてさ。こういうクリソコラの遺物をたくさん所持していたんだよ。で、当然俺もそれを目にする機会がたくさんあったんだ」
 にかり、と笑いながらソリオは告げる。
 そんな彼の態度から、この少年が義父を慕っているのがよく分かり、ポルテは思わず微笑みを浮かべた。
 そしてポルテとコルトが見守る中、ソリオは懐を探るとある物を取り出した。それはコルトの杖の先に付いている水晶と良く似た物体で、大きさも同じ位のものだった。
「それってもしかして……」
「うん。魔素含有水晶。略して魔水晶とも呼ばれるね。コルトの杖の先に付いている物と同じだよ」
 ソリオはポルテの質問に答えると、杖の先の空っぽの魔素含有水晶──魔水晶を取り外し、懐から取り出した物と取り替える。そして、杖の表面を指先で何度かなぞるような仕草をした。
 すると、ポルテとコルトが興味深そうに見詰める中、杖がぶんと蜂の羽音のような音と共に数度震動すると、先端の水晶が淡く輝き始めた。
「え? 杖の力が戻ったッスか……?」
「ど、どうやったの?」
 唖然として杖を見詰める二人に、ソリオはどこか自慢気に種明かしをする。
「別に難しいことをしたわけじゃないよ。この杖は魔素が尽きて力を失っていただけだから、魔素さえあれば力を取り戻すのは道理だろ?」
「それはそうだけど……クリソコラ文明期の魔道具を修理するなんて、誰にでもできることじゃないでしょう?」
「修理ったって、空になっていた魔水晶を魔素の詰まった魔水晶と取り替えただけだよ。誰にでもできるって。元々この杖自体は壊れてたわけじゃないしね」
「でも、魔水晶ってとても高価よ? それを惜しげもなく使っちゃってもいいの?」
 魔素含有水晶の製作方法もまた、遺失したクリソコラ文明の技術の一つであった。
 現在ではクリソコラの遺跡から発掘される魔素含有水晶は、冒険者などの間で高値で取引されている。
 というのも、魔素含有水晶に込められた魔素はどの属性にも染まっていない魔素なので、どんな精霊術にも使用でき、冒険者たちから重宝されているのだ。
 当然、水晶が大きければ大きいほどそこに含まれている魔素も多くなり、値段も高くなる。
 今、ソリオが使った大きさの魔素含有水晶なら、銀貨で百枚はくだらない価値があるだろう。その魔水晶を惜しげもなく使うのだから、孤児院育ちで貧乏性のポルテが心配するのも無理はないことだった。
「こいつは冒険者になるために村を出た時、義父(おやじ)から選別としてもらったんだけど、こういう物は使うべき時に使わないとね。もったいないからって使うのを躊躇って、それが原因で命を落としたら本末転倒だよ?」
 そう言いながら力を取り戻した霧状生物退治用の杖を、ソリオは顎骨をぱかんと広げている骸骨(コルト)へと返したのだった。
 『絶対無敵の盾』更新。

 まだまだ「無敵の盾」は登場せず。おかしいな? 本当ならとっくに登場しているはずなのに。
 これというのも骸骨が幅を利かせて出しゃばったせいです。悪いのは骸骨です。ええ。骸骨を書くのはとっても楽しくてつい……。

 次こそ、「盾」が出る……といいなぁ。

 次回もよろしくお願いします。


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