第4回 最新ルータで実現する、カンタン解決「リモートアクセス」入門(後編)
+D PC USER 9月20日(火)16時18分配信
NECアクセステクニカ「AtermWR8600N」
最新無線LANルータに備わる機能を活用すると、外出先から自宅への「リモートアクセス」もかなりラクに行えるようになる。今回は、スマートフォン+スマートフォンアプリと連携した利用シーンの一例を実践する。
【「5GHz帯無線LANルータ」導入のススメ:最新ルータで実現する、カンタン解決「リモートアクセス」入門(後編)】
●最新ルータで便利になる、2011年度版「リモートアクセス」の活用シーン
昨今、スマートフォンユーザーが急増している。単体で通信機能を内蔵し、ニーズに応じた多彩なアプリケーションで機能を拡充できること、そして高画素カメラや音楽再生機能、GPS、各種センサーなど、携帯性はもちろん、機能でもノートPCを上回る使い勝手が得られる部分もある。最新ルータの導入と「リモートアクセス」機能を利用することで、昨今は特にスマートフォンやタブレットといったスマートデバイスと連携する便利な利用シーンが生まれている。
というわけで今回は、最新ルータとスマートフォン向けアプリケーションを組み合わせた「リモートアクセス」の活用シーンを、NECアクセステクニカ「AtermWR8600N」を例にして実践してみよう。
AtermWR8600Nと連携できるスマートフォンアプリには、まず「PicupShare for Aterm」(iPhone版/Android版 ともに無料)が存在する。(出先のPCやスマートフォンなどの)Webブラウザでファイル共有が行えるAtermシリーズに対応しており、ルータ本体のUSBポートに接続したUSBストレージ(外付けHDDやUSBメモリ)へスマートフォンで撮影した写真をその場でそのまま転送できる機能を備えている。ルータ本体に接続したストレージ領域には、自宅にあるPCからNAS(ネットワークドライブ)としてアクセスできるため、転送した写真には当然だが自宅のPCからでも直接アクセスが可能だ。
PicupShare for Atermを使う前準備は、ルータ側でホームIPロケーション(かダイナミックDNS)を利用できるようにし、外部ストレージへのアクセス設定を有効にするだけ。あとはiOS版かAndroid版のいずれか、それぞれのスマートフォンでアプリケーションをダウンロードし、ホームIPロケーションのアクセス名とWebアクセス用のIDとパスワードを設定すれば完了だ。
撮影は「Camera」メニューから。撮影後、保存・転送先のフォルダ(ルータに接続したストレージ)を選択すると、自動的に自宅へ撮った写真が送信されるという流れだ。もちろん、まずはスマートフォン本体に保存し、あとでまとめて選択転送する使い方もOK。旅先などで写真を取りため、スマートフォンのストレージ容量(撮影可能枚数)が乏しくなってきたら移動中などにぱぱっと自宅へデータを転送して、空き容量を増やすといった活用例もアリだろう。
バッファローも同社NAS向けのアプリケーションとして「WebAccess i」(iPhone版)、「WebAccess A」(android版)を提供している。上記の例と似た方法で、WZR-HP-AG300HのダイナミックDNS機能を活用したデータの直接アップロードが行える。
●スマートフォンで「自宅のPCを操作」
さて、Windowsにはリモートデスクトップと呼ぶリモート操作のための機能が装備されており、Windows 7はProfessional以上のエディションでサーバ、つまり、操作される側の機能をサポートする(クライアント/操作する側は、一般ユーザー向けのHome Premiumなどでも利用可能だ)。
リモートデスクトップとは、サーバ側となるPCの画面をそのままクライアント側のPCに表示して操作可能──つまり、出先のPCで自宅のPCを遠隔操作できるようにする機能だ。こちらは、ビジネスシーンではVPN(Virtual Private Network)と組み合わせ、会社の環境へアクセスするシーンですでに利用されている例も珍しくない。リモートデスクトップを使えば、重要ファイルをノートPCなどにコピー/持ち出さずに済み、情報漏えいのリスク軽減につながるためだ(一方、利用そのものを禁じている会社もある。自宅以外、自分管理外のネットワークへ接続する場合は、それに応じたネットワーク利用ポリシーを順守してほしい)。
このPC遠隔操作機能も、最新の無線LANルータに備える機能を活用することでスマートフォンやタブレット端末からでも便利に活用できるようになる。
前回、キーワードとして挙げた「ダイナミックDNS」と「Wake on LAN(WOL)」により、ネットワーク経由の指示で自宅のPCを起動できることを説明した。このあと、起動した自宅のPCにリモートデスクトップ機能で接続すれば、出先で使うPCで“自宅のPCをあたかも自宅で使うよう”に操作できるようになるというわけだ。使う時だけ起動/作業が済んだら自宅のPCの電源を切る(シャットダウンする)ことで、消費電力を抑えつつ、VPNを使わなくともセキュリティのリスクをかなり軽減できるのがポイントだ。
Windows 7搭載PCにおける、一般的なWindows標準のリモートデスクトップ設定項目を改めて確認しよう。エディションは前述の通りProfessional以上のエディションで、自宅PCの“リモートデスクトップの利用”を有効に/利用を許可するユーザーアカウントを選択しておく(こちらは普段使用するユーザーアカウントでもよい)。あとは自宅のルータで、リモートデスクトップで使用するポートを遠隔操作する自宅PCへ転送するよう設定する。こちらはメーカーによって呼称は違うが「ポートマッピング」や「ポートフォワード」の項目より設定する。
……とサラリと述べたが、今回評価機としたAtermWR8600Nを使用するならもっとラクに行える。前述の通り、WOL用設定はもちろん、リモートデスクトップの利用に必要なポートマッピングの設定まで簡単に行ってくれるスマートフォン向けアプリケーション「ホームコネクト for Aterm」(iOS版/Android版 無料)を利用してみよう。
●iPhone/iPad/Android向けにいろいろ多数 リモートアクセス用アプリ
自宅PCとルータの設定が完了したら、リモートアクセス/デスクトップ用アプリケーションで接続先を「ホームIPロケーション名」(あるいはダイナミックDNSサービスのアクセス用ホスト名)を入力すれば準備は完了だ。WOLで自宅PCの電源を入れれば、スマートフォンやタブレット端末で自宅のPCを操作できるようになる。
このほか、自宅のPCがWindows 7 Home Premium(など、リモートデスクトップサーバ機能非搭載エディション)でもリモートデスクトップ対応にできる「TeamViewer」というアプリケーションもある。こちらはサーバ側となる自宅のPCにも専用ソフトをインストールし、専用IDで認証して利用する仕組み。ダイナミックDNSも不要のため、なかなか手軽に扱える。ルータ機能としてはWOL機能を有効活用したい。
また、バッファロー「WZR-HP-AG300H」のようにVPNサーバ機能とWOL機能サポートする製品だと、VPN接続を利用してスマートフォンからルータにアクセスし、同じようにリモートデスクトップを利用できる。この場合、リモートデスクトップ対応アプリの接続先は操作される側のPCの、LAN内におけるIPアドレスになる。ちなみにiPhoneはすべて、Android端末でも多くがVPN接続(PPTP)には対応しているが、例外もあるので注意してほしい。
1つ、WOLでリモート起動するPCは原則として有線LAN接続しなければならないのが注意点だ。ただ、どうしても無線接続で利用したいなら、有線LANを無線LANに変換するイーサネットコンバータセットを使う手はある。
●5GHz帯対応最新無線LANルータでも「これまでできなかったことが、できるようになる」
今回は各メーカーの最新5GHz帯対応無線LANルータと5GHz帯を有効活用した、“いまどき”の利用シーンに触れてみた。
ひと昔前の家庭向けブロードバンドルータは、複数のPCを無線LANで接続してインターネット接続を共有するのが目的であり、製品の売りとなる機能も無線LANの対応規格やルータとしてのスループット値など主に基本スペックについて述べられていた。しかし、PC以外にも無線LANを利用できる機器が増え、いつでも・どこでも利用できるスマートデバイスが普及しつつある現状、そして多様化するユーザーニーズにより、家庭用無線LANルータの役目も変わりつつある。「これまでできなかったことが、できるようになる」のは、最新無線LANルータの導入でもかなり簡単に実現できるのが分かっていただけただろう。
なお、無線LAN対応機器の急増や利用シーンの拡大に応じて、5GHz帯の重要性はより増してきている。セキュリティ性の確保はもちろん、インターネット上の大容量コンテンツやAV機器間でのハイビジョンコンテンツの共有などで高速な通信速度を確保するという点で、無線LANでの「2.4GHz帯と5GHz帯の使い分け」は自身が快適になることは当然、さらに“(分散させることで)みんなも快適に”にもつながってくると思う。
今後、より無線LAN対応機器は増えて行くだろう。ハイビジョン映像を扱えるネットワーク対応AV機器も、5GHz帯の無線LANを積極サポートしていくだろう。このため、少なくともこれから無線LAN環境を本格導入する人、そしてこれまでの(IEEE802.11g世代クラスの)無線LAN環境をアップグレードしようと計画する人は、ほんの少しだけ奮発して、“5GHz帯/2.4GHz帯の両方に対応”する無線LANルータを選んでおくことをお勧めしたい。
【坪山博貴,ITmedia】
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最終更新:9月20日(火)16時18分
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