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「特定秘密保護法案」の成立をもって思想、言論、表現、出版の自由は終わりました。
                   
なお12月14日付けをもって、拙ブログを閉鎖致します。コメントの返信は終了致しますので、今後の連絡はメールでお願い申し上げます。

                                              Yukino

 
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epilogue 
自由言論は終焉を迎え、今回が最後の記事となったようだ。

これまで繰り返し論考したとおり、特定秘密保護法案の目的とは原発事故による賠償回避と自由貿易への反逆抑止であり、すなわち人権弾圧による社会秩序の維持と経済支配の達成であり、それによる既得権益の強化と搾取体系の絶対に他ならない。

「スパイ防止」と言いながら、外国人には罰則が無いというデタラメだ。そのうえ外資比率50%以上の企業献金を合法化し、国家議会は外国人投資家に教唆されるまま労働法や税法や会計法を改変しているのであり、「テロ防止」と言いながら核ガレキの拡散や汚染食品の流通により国民の被爆を累積させているのであり、すなわち国家議会そのものがスパイ・テロの中枢なのであり、これほど狂った話しもないだろう。つまりニホンは完全な譫妄(せんもう=頭がイカレてどうにもならない)状態なのである。

11月14日の衆院答弁においてブロガーも処罰対象となることが表明されたとおり、今後は原発事故や自由貿易を検証する電脳の論者が標的とされ、スラップ訴訟や冤罪により粛清されることはほぼ間違いないだのと思う。結局のところ我々はインターネットという現代の「パノブティコン」(完全監視型刑務所)の面会室を、自由言論の場だと錯認していたに過ぎないのだ。

そもそも何が「秘密」であるのか周知されることがなく、入手した情報また公開した情報、あるいは知ろうとした情報が「秘密」であるか否かという判断基準が示されることもなく、つまり逮捕・摘発されたとしてもどのような抵触であるか知ることも叶わず、ゆえに司法の場における陳述・答弁すら不能となるだろう。

確実であることは、放射線による健康被害や汚染マップの公開、その賠償や開示の請求、デモの呼びかけ、食品摂取や被曝問題の啓蒙、TPPによる経済損失や条項の問題点などの指摘、行政執行者への非難、特別会計の遡及など、これら一切が違法化されるということだ。

それは米国の「愛国者法」への準拠なのであり、すなわち裁判所の許諾なくNSL(National Security Letter)の一通により市民を自由に拘束できる体制を目指すのであり、検閲や監視を常態化し、弾圧そのものをビジネスモデル化する市場国家の完成と言えるだろう。

かつて自分は長期の裁判を経験したのだが、この社会において「法廷心象主義」という前近代的な制度が存置されていることに驚愕したものだ。

最終的な量刑や有無罪の決定は官吏の感性と主観に委ねられるのであり、それは証拠を証拠として認めるか否かも、証人を証人として認めるか否かも自由裁量なのであり、答弁書の内容を180度改変することも、架空事実を捏造して判決文を書くことすら許されるのであり、つまりすでに国家はどのようにでも個人を圧殺できるのであり、特定秘密保護法案によってこの傾向はさらに強化され絶対化されることは間違いないだろう。

それは憲法の解体なのであり、人間的合法性の解除なのであり、民主主義国家から人治国家への変移なのであり、軍事階級による文民階級の支配なのであり 議会政治から武力政治への転位であり、本質として経済的障害物の暴力的排除であり、このような方法論はグローバリストが進出地で連綿と実践してきたスキームに他ならない。

あらためて我々の体系は「帝国」という新世代植民地主義の版図に飲み込まれようとしているのだが、それにくわえ原発事故というアクシデントが弾圧のモチベーションを強化したのだろう。

つまり我々は海外勢力による市場侵略と国内勢力による社会資本独占という二重の悪意に晒されているのであり、国家暴力はそのような欲望の錯綜を淵源とするのであり、換言するならば彼らは言論統制という同一の政綱(プラットフォーム)を採用したのだ。

おそらく上記のパラグラフを理解できるのは、これまで拙ブログを読んで下さった極少数の方々だけだろう。

特別会計、財政投融資、独立行政法人などのキャッシュ・フロー、電力企業と政官の癒着構造、さらにはフリードマン理論(市場原理主義改革)によるラテン・アメリカの災禍、天安門事件、ワシントン・コンセンサス、アジア通貨危機、多国籍企業と米国政界の連関、惨事便乗型ビジネス、9.11同時多発テロ、新石油法、小泉改革以降の改定法律群、ダヴォス階級による福祉・教育・労働の三権解体、鳩山・小沢政権の弾圧、日米経済調和対など、洞察にはこれらのランダムな概念をひとつの構造として視覚化する知見が要求されるのだが、そのような語彙すら持たない国民は「なぜそれが起こるのか」を知ることも叶わないわけだ。

大衆はネット空間で言論が展開されているということすら観念にないのであり、言葉と思想をつなぐ回路が不在なのであり、未だ新聞テレビは権威であり、すなわち知性に君臨する神であり、それはある種のクレオール化(植民地における思想・文化の混交現象)なのであり、仮に1000人のブロガーが不当逮捕されたとしても彼らの日常に変化が生じることもなく、「現実の消滅」というメディアの魔術操作によって、脳内社会は変わりなく条理と秩序の体系であり続けるのだ。

つまり毛沢東の洞察とおり「農民(国民)は政治というものを知らない」のであり、大衆の本質もまた普遍なのだろう。

しかし毎時1000万ベクレルという凄まじい放射線はやがて彼らにも及ぶのであり、被爆による症候群が勃発したところで補償を求める行為すら犯罪とされるのであり、国内農業の補助金を廃止し補助金漬けの海外産物を輸入するという愚行により飢餓が生じるのであり、福祉国家の解体にともない保険範囲は縮減され高齢者医療も介護も全面解体となるのであり、多国籍企業と官吏機構の優遇のため税率が引き上げられ経済縮小へと発展し倒産や自殺や売春が激増するのであり、無軌道な財政運営により社会資本は完全に枯渇するのであり、貧困層は優先的に原発収束作業や極東有事に送られ生涯を閉じるのだけれど、恐怖の現実に気付いたときには声を上げることすらできず、全てはあまりにも手遅れなのだと思う。

そもそも自由言論とは民主的闘争の獲得物ではなく先の大戦の遺産なのであり、それは310万もの尊い犠牲による血まみれの贈呈物であるにもかかわらず、我々という中心世代は軽薄にもそれを自ら破壊したのであり、つまるところ「国家は悪によらず愚によって滅びる」という俚諺(りげん)に全てが集約されるのだ。

今後は電脳世界にも「焚書」が及ぶのだと思う。自分がこれまで書き上げたコンテンツなどは確実に「秘密」に該当するのだから、それの公開も、それへのアクセスも、それの配布も、それの購読も、それの所持も、それのリンクも、ツイッターによる拡散も、アフィリエイトすら新法の拡張解釈により犯罪認定が可能なのであり、現実として人類は秦皇帝時代の中国から米軍が統治するイラクに至るまで思想遺産の破壊を繰り返しているのであり、我々の体系もそれを逃れることはできないだろう。すなわち「本が死ぬところに暴力が生まれる」のである。

ここにアクセスして来られた皆様方は、能動的に知ることを求めたアノマリ(異分子)なのであり、反知識主義を拒絶したマイノリティ(異端者)なのだけれど、抑圧者はそれをプランテーションの反乱分子とみなし整序するのであり、その前提において今後の皆様方の課題は埋没した個性の偽装であり、無知性の演出ではないかと思う。

自身とご家族の生存を目論むのであれば、これから先の社会において決して目立ってはならないのであり、反逆のトークン(目印)を絶対に晒してはならない。

「独りファシズム」というブログの恐ろしさは仮説と観察事実があまりにも整合する点にあり、それには執筆した本人ですら慄然とするのだけれど、おそらくアンチの方々も反証が極めて困難だったのではないかと思う。

しかしながら洞察は自身の素養に拠るのではなく、書籍群という知者の遺産に拠るのであり、つまり「巨人の肩に乗っていたからこそ遠くを見ることができた」のであり、等身大の自分は全く無学な石ころに等しい者であることを申告する次第だ。

最後に、電脳の片隅で細々と情報発信をしていた自分を見出し、言論者として育てて下さった飯山一郎先生に謝意を申し伝えたいと思う。また自分のような者の言説を熱心に読んで下さった方々、拙著を購読して下さった方々にもお礼を申し上げたい。本当にありがとうございました。

ときとしてあまりにも過酷な現実に呆然としてしまうのだが、そもそも人間の存在本質とは「偶有性」なのであり、つまり誰もが生まれてくる時代も社会も環境も性別も家族も美醜も遺伝子も選択することができないのであり、すなわち自分が自分を選択できない不条理を原質とするのであり、偶然とそれがもたらす必然によって翻弄される現象なのであり、我々はそのような調整不能性の中で、必死にあがき続けるというカルマ(宿業)を背負っているのかもしれない、などとアプリオリな確信を抱く今日この頃である。

僕にはこの先にある未来がはっきりと見えるのだけれど、今後それを公共で語ることは無いだろう。これらからは皆様方ひとりひとりが検証作業を重ねていくのだ。

だからこそ、時代の渦動に抗いながら、孤立を恐れることなく、何者にも侵犯されない自由精神のなかで、それぞれの「独りファシズム」を矜持に抱いて頂きたいと思う。

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(長らくありがとうございました。なお、ブログの閉鎖ならびに電子書籍の配信停止を12月中に予定しておりますので、連絡などございましたら以降は yukinokyodo@excite.co.jp までお願い申し上げます。)


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【ありがとうございました】 by Nakedsnake


いよいよ最後になりましたね。楽しみにしていた一ファンです。残念です。これまでの素敵な?(エキサイティングな)記事から世の中の事考えさせられました。感謝いたします。ありがとうございました。

【管理人のみ閲覧できます】 by -



【】 by ・


諸悪の根源は天皇制である。

【ありがとうございました。】 by geru


3年間拝読しました。
書籍も購入しました。
みごとに言語化していただいたことに感謝します。
成長することができました。
いつかまた、その日が、
拝読できる日が来ることを楽しみにしております。

【ありがとうございました】 by 愛読者


譫妄(せんもう)という言葉を、この年齢になって知ろうとは。

『孤立を恐れることなく、
何者にも侵犯されない自由精神のなかで、
それぞれの「独りファシズム」を』

すばらしいブログに出会えて嬉しかったです。
Yukinoさん、ありがとうございました。

【ありがとうございました】 by みかんのかわ


言葉にできずもやもやしていた事を言語化していただき、理解を深める事ができました。
とうとうこんな日が来てしまうとは…
今後もお元気でお過ごし下さい。

【感謝】 by viva salamanca


同じ時代を生き、響堂さんの書籍、ブログと出会えたことを有難く思っております。
私にとっては暗闇の中にある灯のような存在でした。
一語一句に感銘を受け、数えきれない程多くの事を学ばせて頂き本当にありがとうございました。
何卒お体を大事になさって下さい

【お疲れ様でした!】 by Caccyo


予告どおりに閉鎖となるのですね。
とても残念ですが、酷い時代の下ではやむをえない対応と
理解させていただきます。

しかし世の中の劣化が加速度を増して進行していますね。
市政の者が気ままな発言をすることすら許されないなら、
民主主義の看板は早急に下ろしてもらいたいものです。

国や経済と言うものの本質、権威あるものの実際を十二分に
感じさせていただきました。
名残惜しく残念な気持ちでいっぱいです。。。
そんな悲しい日本ですが、そんな重大な変化にすら
気付くこともできず、コンサマトリーな日常を生きる
大多数の日本人は悲しいばかりです。。。

でもよくよく考えてみれば、そんな酷さに気付いただけで、
実際になすすべなく嘆くだけしかできない我々少数派の
存在意義は何だったのか?
問わずにいられません。。。。。

どうせ何もできず見守ることしかできないのであるなら、
何も気付かずに自己充足的な惰眠生活を送っていた方が
幸せだったんだろうか?と考えたり、、、、、

今後のYUKINOさまのご健勝をお祈り致します!!!
ありがとうございましたm(__)m


【ありがとうございました。日本に産まれてよかったのか・・・・。】 by -


このようなプログに出会えましたことに感謝しております。
短い間でしたが本当にありがとうございました。

小さいころ母からおまえは今の日本に産まれてよかったね、一昔前の南米等、なら恐怖政治と言って少しでも政府にはむかうものは生きたまま無実でも逮捕され、壁に塗り込められたような時代があったんだよ、と聞かされ恐怖し泣いた思い出があり、今の日本でしみじみよかったと思ったものでした。

それが今成人になってみて、今!そのような時代がやってくるとは・・・・、それもこの日本で・・・・。
本当に残念無念です。
又お会いできる日が、時代が来ることを切に望みます。

【はじめまして】 by ざらすとろ


はじめまして、私はざらすとろといいます。
今迄、本当にありがとうございました‼︎

予告通り、筆を置かれてしまうという事で、非常に残念です。
しかし、これからの身を守ることを考えたら、ブログの存続は続けることは出来ないと思います。

友人に勧められて読んでおりました。非常に正鵠を得ている洞察は、あまりの陰惨さに気が滅入るものばかりでした。しかし、悲しいことに実際にそうなので反証が出来ません。

いよいよ生きる事そのものが、人類史上、かつてない程、熾烈な状況になってしまいました。知るということは苦痛で辛いことですが、それでも未来を創造するためには、どうしても必要な過程です。

おそらくは私も逮捕されたり、最悪、更に家族にも迷惑をかけてしまう状況に追い込まれてしまうでしょう。
仮に、今、自分がネット上の書き込みなどを、全て消したとしても、既に原発再稼働の抗議で逮捕歴のある私は、不穏分子として見なされている事は、想像に難くありません。

今後の身の上をどうするのか、悩んでいる所です。

でも、ここで諦めては、自分は人として生きる事を諦める事になってしまいます。この戦いを、絶対に自分は諦められない。

いつの日か、お会い出来る日を楽しみにしております。
その時にはもう少し、マシな世界になっていて欲しいと、
切に願わずにはいられません。







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いつもアクセスありがとうございます。

皆様もご承知のとおり、14日の衆院国家安全保証特別委員会の答弁において、「特定秘密保護法案」の処罰対象がブロガーにも及ぶことが明らかとなりました。我々電脳の論者は岐路に立つこととなり、閉鎖を視野に入れ今後を検討しなければなりません。法案の審議を見定めてから次回の記事を更新したいと存じておりますので、ご了承お願い申し上げます。

Yukino



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Nirvana IV 
前回のエントリーでは不遜にも宗教観を披瀝(ひれき)してしまったのだが、人類的思索の跡事が千文字やそこらで検証できるはずもなく、それはあくまで私的かつ端的な抽象作業であることをお断りしておきたい。

基本的に自分は不可知論者(「神」の存在を否定も肯定もしない)なのだけれど、では視覚化できない存在を全否定するかと言えばそうでもなく、むしろ宇宙現象や生命現象において理性が把握できることなど1%にも満たないと考えている。

無機物から有機物が生まれ、単細胞生物から多細胞生物へと進化し、その過程の中で生物群は細胞や臓器に無数のプログラムを抱きつつ、それらを改定(ヴァージョン・アップ)しながら高度化を繰り返している。つまり生命は明確な方向性を寓しているのだ。

我々の身体には9600キロもの神経が張り巡らされ、それらが免疫系、神経系、内分泌系と密接に連携し、つまりホメオスタシス(恒常性維持機能)というO/Sの下、臓器、血管、骨群、間接、筋肉、細胞が階層化され、無数のアプリケーションが協奏的に走行し、その様相は「曼荼羅」のフラクタル(入れ子)構造そのものである。

精緻なネットワークは五感というディバイスから間断なく入力情報を処理しつつ、メンテナンスとバックアップ機能が装備され、さらにはハードウエアの修復(自然治癒性)と増殖(生殖)機能すら担保されているのであり、ソフトウエア事業に携わってきた自分は、このような人知を超えたアーキテクチャ(構造様式)に畏敬し合掌するのだ。

分子集合に過ぎない我々という現象が、なぜ感情や理性を包含し、芸術を求め、善悪や存在を問い続けるのか、どれほど科学技術が発展したところで証明などできないだろう。

一連の現象を「偶然」などと粗雑に言語化するのであれば、それは鉄くずを放り投げたらハイブリッドカーがたまたま出来上がったと主張するに等しいのであり、すなわち我々は帰納法(ボトムアップ思考)の審査を経て、生命の背後に何らかの意図(知性)があると認めざるを得ないのであり、このように自分の生命観とは「知的創造者(Intelligent Design)説」の属なのだと思う。

すでにご承知だろうが自分は仏教にインスパイアされた者であり、8年前にはバンコクの寺院に篭り瞑想の修行に励んでいたこともあるし、身体的技法と言語的技法の両側面から自己制御の術を(ある程度)学んでいるのだ。

もっともその間は華僑のおねえちゃんにちょっかいを出したり、その後はカネに困って仏像コレクションを売り飛ばしたりもしたのだが、人間精神の自由を尊び、外側の仏など捏造だとする禅的思想においてこの程度のことは全然OK、ノープロブレムである。

つまり「衝動を否定することは人間らしさを否定するのと同じ」なのであり、煩悩こそが生命の源泉であり、ドグマはヒューマニズムを侵犯してはならないのであり、あらゆる思考の鋳型を拒むアノマリック(異例的)な個性を目指しつつ、神性を人間の内側に見出そうとする規範こそが信仰なのだと主張したい。

一方この国においては学会などと称する仏教カルトが政権与党の一翼を担いつつ、高線量地域に未成年者を抑留し、200倍もの甲状腺ガン発生率が認められながら、さらに被曝を累積させるというキチガイぶりであり、「人間のクズほど綺麗事を説きたがる」という経験則はここでも有効である。

公称800万人もの信者らは主催者の殺意を察知する理性が破壊されているのであり、そのようなカルティズムの普遍的な構造悪こそが、仏教開祖であるゴーダマ・シッダルータが教団化を逡巡(ためらい)した事由であったのだと思う。

J・ガルトゥングは「構造的暴力」を‘社会制度により生命や健康また幸福や知性などが妨げられる様相’と定義したのだが、我々の体系はその過激モデルなのであり、戦争などの「直接的暴力」とは異なり不可視であるからこそ、より執拗に悪魔的なのだろう。

いずれにしろ生命軽視の風潮はナチス的なイデオロギーを復古させ、「人種主義的優生学」のごとく疑似科学によって人間生命を序列化し、それを国民合意とするのであり、早い話し「貧乏人は原発の復旧作業などに送り込み、ドンドン使い捨てにすればよい」という論理がまかり通るのだ。

やがて社会荒廃が顕在化し、理性の枠組みが限界に達し、超越的な何かに依拠したいという心性はさらに強化されるのだが、そのような時代精神の間隙にカルトは巣食うのであり、通俗心理の陥穽にアドホック(その場限りの屁理屈)が席巻するのであり、むしろカルティズム(狂信的詐欺商品)市場の現出は国家的必然なのである。

3・11以降の社会では、政治も報道も言説に一切の挙証責任(論理や裏付けの提示)を持たないのであり、つまり2ちゃんねる的コンテキスト(文脈構造)が公共化しているのだけれど、そのように蔓延する幼稚症もまたカルトの促進要因なのだろう。

真の知性は頑なでなく柔かなのであり、我々は反証可能性(自説が覆えされるかもしれない事)を想定する度量によってのみそれを担保できるのだと思う。

おそらく生きていく上で一番しんどいことは、大衆という群れから離脱し、独りで考え続けることなのだが、他人に理解されないという不毛は成熟への揺籃(ようらん)なのであり、もし貴方が集団思考に与するのだとすれば、それは恍惚として捕食者に跪き、自らの手刀で頭蓋骨を切開しながら、無垢の大脳を奉げるイニシエーションに等しいのだ。



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【我々は何の為に存在しているのだろうか?】 by kita


>生命の背後に何らかの意図(知性)があると認めざるを得ないのであり、このように自分の生命観とは「知的創造者(Intelligent Design)説」の属なのだと思う。

全くその通りだと思います。
無機物をいくらこねくり回したところで知的生命体になるとは思えません。其処に何らかの意図が有るのでしょうが・・ こればかりはいくら座禅を重ねても到底到達できないのでしょう。
で、生命の出自からしてこの地球生命体が意図して創造されたとすれば、我々一般人の役目は決まっているとは考えられませんか?

イルミナティーの最高幹部が呟いた言葉が妙に引っかかります。
http://armageddonconspiracy.co.uk/The-Illuminati%28903482%29.htm

しんどいですね。



【kitaさん】 by Yukino


>生命の出自からしてこの地球生命体が意図して創造されたとすれば、我々一般人の役目は決まっているとは考えられませんか?

そういうことや、あの世のこと含めて人間の理性ではわからない、とするのが不可知論で、釈迦が「不知」と言ったのも同じ意味だと思いますよ。いまだ仏教初心者クラスの自分が言うのも僭越なのですが。

「略奪者のロジック2」の配信再開につきまして 
いろいろとご心配をかけております。

「略奪者のロジック2 -新世紀ファシズムを抽象する219の言葉たち-」のキンドル版が近日に配信再開される予定となりましたが、特定秘密保護法案が成立した後には自主的に停止いたしますので、いずれにしろ長期の公開はできないと存じます。

PC版(EPUBフリーソフトでの閲覧を推奨)は現在こちらhttp://p.booklog.jp/book/77475から購入できます。ド迫力の修正を施しましたので、既に購入済みの方も再度DL(無料)してみてはいかがでしょうか。なお、先にPC版を購入し、その後にキンドルへ送信することも可能です。

それでは、しばらくお待ちください。



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【ド迫力版DLしました。】 by kita


219の言葉
読み易くなりましたね。

出来れば番号を振っていただければ有りがたいです。

ところで、小泉が何かほざいてますが今さら、ふざけんじゃね~ョこのやろうです。
家庭教師の通訳をつけても理解できなかった程の脳味噌で核燃料サイクルの事なんか理解出来ているはず有りません。
息子を次期総理の椅子に座らせる為のパフォーマンスですね。

世も末です。

【kita さん】 by Yukino


そもそも多度津の原発試験所を廃止し、福島原発の安全装置を外した死刑相当のクソが今頃なに偉そうに言ってんだ、とか愚民は毛先ほども考えませんからチョロいものですな。

【楽天kobo版】 by 福


いつも拝見させていただいています。知らないことを教えて頂き感謝しています。

楽天で購入したのですが、Kindle版同様に「ド迫力の修正」がありますか?
読了してから再ダウンロードして“修正部分を見つける”のを楽しみに読み進めているところです。

【福さん】 by Yukino


楽天のは見たことがないので、わかりません。でも文体はド迫力なので、許してね (*・ω・)

【*・ω・】 by kita


未だamazonで購入できませんがそれが余計惹かれますね。

秀逸なブロガーがそのページを閉じるのは非常に残念です。
非公開ブログで続投される事をご検討お願いします。


【kita さん】 by Yukino


自分は「☆冤罪でぶち込みたいブロガーベスト100☆」にランキングされているでしょうから、これ以上は無理かと (・ω・) ラストの記事を書いてますので、ちょっと待って下さいね。







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プロフィール

Yukino

Author:Yukino
「独りファシズム-つまり生命は資本に翻弄され続けるのか?-」、「略奪者のロジック-支配を構造化する210の言葉たち-」、「略奪者のロジック2-新世紀ファシズムを抽象する219の言葉たち-」、「SLAUGHTERHOUSE-グローバル資本は国家と人間を解体する-」、四冊を上梓いたしました。

Rebel Rebel
略奪者のロジック
略奪者のロジック2 
SLAUGHTERHOUSE<グローバル資本は国家と人間を解体する>
独りファシズム
Missing Piece
Jet Generation
Diamond Dust
エコノミックヒットマン
ならず者の経済学