内部被ばく検査協力 相馬市と宮城・丸森町
東京電力福島第一原発事故に伴う住民の放射線内部被ばく検査に関し、相馬市は4日、隣接する宮城県丸森町と検査協力の協定を交わした。
市がホールボディーカウンター検査などを委託している公立相馬総合病院、相馬中央病院で同町の子どもの検査を受け入れる。同町は小学1年~高校3年の子ども約1400人から希望を募って進める。検査費用は町の全額負担。冬休みに合わせて年内には開始する見込み。
市役所で締結式が行われた。立谷秀清市長と保科郷雄町長が協定書に署名、調印を交わして握手した。保科町長は「放射線対策では福島と宮城で国の対応に差がある。住民の健康管理、不安払拭(ふっしょく)につながる検査への協力に感謝したい」と述べた。立谷市長は「隣接自治体として今後も連携を深めていきたい」とあいさつした。
(カテゴリー:福島第一原発事故)