2013年12月5日01時28分
全国骨髄バンク推進連絡協議会が、白血病など血液のがんの女性に30万円まで卵子保存の費用を助成する基金を設立した。治療で大量の薬や放射線にさらされると、卵子を作る卵巣の機能が下がり、妊娠しにくくなる。事前の卵子保存をサポートし、治療に専念できるよう後押しする。
対象は、骨髄移植や抗がん剤治療を始める前の採卵や保存と、治療後の体外受精にかかる費用。卵子保存ができる医療施設が少ないため、交通費も含める。世帯の所得が一定水準以下で、ほかの助成を受けていないことが条件で、採卵で治療が遅れる心配もあるため、主治医の推薦状も提出してもらう。
問い合わせは協議会(03・6693・2840)。基金はまだ30人分ほどしかなく、賛同者も募っている。
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