Hatena::ブログ(Diary)

shishishimo的 備忘録

2011/08/08

各社ルーター比較

久々のエントリ。
最近、ルーターを色々テストしたり、コールセンターに仕様を聞いたりして
ある程度比較できるようになったので、まとめておく。

第一に「Giga bit対応」という点をおさえて、以下の製品を比較。

NEC
PA-WR8370N-ST / PA-WR8370-HP
(HPはハイパーロングレンジでSTモデルより無線到達距離が長い)

Buffalo
WZR-HP-AG300H / WZR-HP-G302H
(AG300Hは無線規格802.11a,b,g,nに対応。G302Hは802.11b,g,nに対応&USBデータ通信対応)

corega
CG-WLR300GNE / CG-WLR300GNV
(300GNEはUSB-HDDを簡易NASとして利用可能。300GNVはUSBデバイスサーバーとして利用可能)

IO DATA
WN-G300DGR

※ 上記同一メーカーの商品は上記記載内容以外はほぼ同一仕様と思って良い。


検証・確認内容としては以下のものを用意した。

1.ダイナミックDNS機能
2.WOL機能
3.マジックパケットの通過
4.VPN機能

何がしたいかはご想像にお任せします。


1.ダイナミックDNS機能

プロバイダからもらうIPアドレスは常時接続機器がない限り変わってしまう。
プロバイダによっては固定IPというオプションがあるが有償だ。

したがって外部からアクセスする際、IPアドレスを常時把握しておかないとアクセスでない。
(アクセスの際はURLにhttp://xxx.xxx.xxx.xxx/と打ち込む。 ※ xxx.xxx.xxx.xxxはIPアドレス)
常時把握など不可能なので、ダイナミックDNSというサービスを利用する。

このサービスに登録すると、http://xxx.yyyyy.zz/などのアドレスでアクセス可能だ。
ただ、一度登録するだけで終わりというものではなく、
こちらが貰っているIPアドレスを更新しないといけない。

更新方法は、ブラウザでダイナミックDNS提供サービスにアクセスしパスワードなどを入力し更新。
もしくは、更新ツールなどを利用してパソコン起動時に一定間隔で自動更新。
(有名なものでDiCE http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/ など)
もしくは、ルーターに更新機能が付いていた場合、パソコン立ち上げなくても更新が可能だ。

前置きが長くなったが、今回はこの機能に関しての比較をする。
ちなみに今回比較商品はどれもダイナミックDNSの機能はあるので、対応サービス比較になる。

NEC社製
対応サービス:Biglobe(有償)

Buffalo社製
対応サービス:Buffalo(有償) / DynDNS(一部無償) / TZO(有償)

corega社製
対応サービス:corega(無償) / DynDNS(一部無償) / IvyNetwork(有償) / @NetDDNS(@NetHome会員専用)

IO DATA社製
対応サービス:IO DATA(無償)

といった感じで、機能は付いていても有償サービスがほとんどだ。
無料のダイナミックDNSサービスはたくさんあるのに、なぜか対応してくれない・・・。
myDNSとか、Dynamic DO!とか、、、


2.WOL機能

以前のエントリにも記載はあるが、Wake On Lan。
別のパソコンや端末からパソコンを起動する機能だ。
今回比較するのは、ルーター越し(設定画面にて)に起動できるかどうかだ。

NEC社製
WOL機能有り。
ポート番号をあらかじめ指定しておき、http://xxx.xxx.xxx.xxx:yyyy にアクセス。
(xxx.xxx.xxx.xxxはIPアドレス、yyyyは指定したポート番号)
ユーザー名とパスワードを入力すると専用画面になり、指定したパソコンを起動できる。

Buffalo社製
WOL機能有り。
PPTPサーバー機能をONにしておき、ネットワークに参加しておくことが前提。
http://xxx.xxx.xxx.xxx/hosts.html にアクセス。(xxx.xxx.xxx.xxxはIPアドレス)
専用画面になり、指定したパソコンを起動できる。

corega社製
WOL機能無し。

IO DATA社製
WOL機能無し。

この機能は実はさほど重要視していない。
どちらかというと次項目の方が重要だ。


3.マジックパケットの通過

以前のエントリにて説明した機能だ。
ブロードキャストアドレス宛(192.168.xxx.255)にマジックパケットを送り、
それを各パソコンに送信できるかどうかだ。
要は、ルーターのWOL機能を使わずにWOLをしたいのだ。

NEC社製
ポートマッピングにて通過可能。

Buffalo社製
ブロードキャストアドレスのポート開放は出来ない模様。

corega社製
ブロードキャストアドレスのポート開放は出来ない模様。

※ 裏技使用で出来るかも(未確認)
参考までに:Wake On Lan(WOL)非対応のコレガ(Corega)のルーターで無理矢理WOL

IO DATA社製
ポート開放にて通過可能。

※ 2012年3月30日追記
設定でどうもcoregaと同じくJavasriptにかかる模様。
上記、corega同様の方法をとればいくかも。。。(未確認)


メーカーにより対応はさまざまだ。
セキュリティを考慮しての仕様だとは思うのだが、全く弄れないのは考えものだ。


4.VPN機能

リモートアクセスの一種だ。
この機能がなくてもリモートアクセスは出来るのだが、
パソコン側でVPNサーバーなどを立ち上げないといけない。
(他の専用サーバー&クライアントソフトでも可能)
VPNのパススルー機能は大抵付いているが、VPNサーバー機能はあまり付いていない。

NEC社製
VPNパススルーのみ

Buffalo社製
VPNサーバー機能(PPTPサーバー)

corega社製
VPNパススルーのみ

IO DATA社製
VPNサーバー機能(PPTPサーバー)

驚いたのは、IO DATAにサーバー機能が付いていたことだ。


一部機能のみ抜粋した比較だが、今回は非常に勉強になった。
今回の結果を元にIO DATAがかなり気になっている。
ネットの評価など見ると、無線の感度もかなり良好らしい。
今度試しに買ってみようと思う。(今年何台目だよ・・・)
ただ、気になる点としてオンラインマニュアルを見る限り、
SPIには対応しているみたいだが、個別のパケットフィルタリングが出来ないっぽい。
この辺は要検証かな。


今回各社コールセンターを利用させていただいたのだが、その感想。
(192.168.xxx.255のポート開放可能か?マジックパケットの通過は可能か?)

N社(繋がり:少し待ったがまぁ普通かな)
ちゃんと調べてくれたが話が長かった・・・。

B社(繋がり:非常に待った)
マニュアル内を調べたらしく見当違いな回答。
おそらくマジックパケットをマニュアル内で検索したのだと思う。
「マジックパケットは送信できますよ」と。
送信できるのは知っています。通過(ルーター越え)できるかどうかを聞いているんです。
お話になりません。

C社(繋がり:3コール!早い!)
今回唯一女性(年配)の方でしたが、しっかり調べてくれました。

I社(繋がり:まぁ早いほうかな?)
対応としては好感のもてる対応でした。

番外:E社
問題外です。まずオペレーターが内容を分かってなく、
加えて調べもせず自分の知識内で解決しようとしていた。
一番ひどかったです。

さすがC社。最近はN社B社の影になりを潜めているが、古豪ココにありな対応。
マジックパケットが通過できるなら間違いなくC社をお勧めするだろう。
通過できないのが残念だ。I社も比較的対応は良かった。

2011/06/09

ホームネットワークのメディア機器

ホームネットワークでファイル共有を行っているが、
ネットワークの画面にてメディア機器なるものが表示されている。

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使う予定はない機能だと思うと、非常に見苦しい。
是非とも消したい。

ホームネットワークのメディアストリーミングの部分を禁止させても表示は消えなかった。
どうもWindowsのサービスで動いているらしい。

となると、探すところは限られる。

まず「コントロールパネル」を開き、「管理ツール」なる項目を選択。

f:id:shishishimo12:20110609023647j:image:w360

サービス」という項目があるので選択。

f:id:shishishimo12:20110609023755j:image:w360

Windows Media Player Network Sharing Service」という項目を探す。

f:id:shishishimo12:20110609023852j:image:w360

現在の設定は「状態:開始」「スタートアップ種類:自動(遅延開始)」となっている。
この項目のプロパティを開き、「状態:停止」「スタートアップ種類:無効」にする。

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これで、あの見苦しいアイコンが消えたとさ。


WMPでホームシェアリング使わないので必要なし。

iPhoneでIMAP対応Yahoo!メールを設定 (複数アカウント)

Yahoo!メールがスマートフォン向けにIMAP対応になった。

IMAP対応となり、いわゆるYahoo!メールのWeb版で作成したフォルダなども閲覧できる。
つまり、Web版とほぼ同様にメールを扱うことができるのだ。

従来のPOP仕様では、受信フォルダに入っているものしか見れなかった。
仕訳けルールなどで、「受信→条件一致→フォルダ移動」をしている場合、
移動したメールはWeb版でしか見れなかった。
IMAPでは受信フォルダ以外のフォルダも見れるのだ。

設定は至って簡単だ。

対応が整い次第順次対応ということで、対応になったアカウント宛にメールが届く。
そのメールに記載されているURLにiPhoneからアクセスし「設定を開始する」ボタンを押し、
パスワードを入力するだけだ。

これにより、Yahoo!のプロファイルがインストールされる。
IMAP仕様の設定が自動で行われるわけだ。


が、ここで問題が出てくる。
複数Yahoo! JAPAN IDを持っていて、どれもIMAP対応になったらどうする?

試しに既にプロファイルをインストールしているiPhoneに、別のアカウントの分を再度インストールしたところ、
予想通り、プロファイルは上書きされて、既に設定してあるアカウントの分はなくなった。

プロファイル経由だと無理だ。という結論に至り、手動でIMAPを設定する運びとなった。

ただ、Yahoo!メールのアカウント情報をiPhoneに入力すると、自動でPOP設定を行ってしまう。
プロバイダなどのメールではIMAP/POPの設定をどちらか選べるのに、Yahoo!メールに至っては自動だ。
何か手はないかと考えて、閃いた。

以下、閃いた内容。

iPhoneの「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「アカウントを追加

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一番下の「その他」を選択。

f:id:shishishimo12:20110609002132j:image

次の画面で「メールアカウントを追加」を選択。

f:id:shishishimo12:20110609002103j:image

名前やアドレス、パスワードを入力する画面になる。
通常は、ここでYahoo! JAPANのメールアドレスとパスワードを正確に入力すると、
POP設定が自動で行われてしまうので、敢えて嘘の情報を入力する

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今回は、メールアドレスの部分を「@yahoo.co.jp」と入れず「@yaho.co.jp」と入力。
これで、iPhoneからはYahoo! JAPANメールと認識されないハズだ。

すると、画面が進み・・・、IMAPかPOPどちらかを選ぶ画面になった。
もちろんIMAPで設定したいので、IMAPを選択し必要事項を記入する。
設定に必要なサーバーアドレスなどは、先ほどの対応アカウントに送られるURLに記載されている。

f:id:shishishimo12:20110609002957j:image

f:id:shishishimo12:20110609003104j:image f:id:shishishimo12:20110609003117j:image

画面上部の次へを選択すると、検証が行われる。
問題なければ、すべてチェックが入り設定完了だ。

念のため、送信サーバーポートや受信サーバーポートも確認してみる。

f:id:shishishimo12:20110609003332j:image f:id:shishishimo12:20110609003349j:image

Yahoo! JAPANが記載している通りのポート番号で設定されている。
実際、メールの画面でも確認ができた。

ただ、メールをチェックする際に注意したい点は、
メールを開くと、メールボックスの画面になると思うが(メールの一覧の場合、左上をタップ)
大分類で「受信」と「アカウント」と分かれている。

受信」は文字通りそのメールアカウントの「受信箱」を見ているだけだ。
いくらIMAP設定をしていても、見れるのは「受信箱」だけだ。
他の受信フォルダも見たい場合は、下の「アカウント」の項目を選ぶこと。

f:id:shishishimo12:20110609004330j:image

見たいアカウントを選択すると、
受信」「ゴミ箱」「Bulk Mail」「Draft」「Notes」「Sent」「Trash」と
作成しているフォルダが表示されるハズだ。

Bulk Mail ・・・ 迷惑メールフォルダ
Draft ・・・ 下書きフォルダ
Notes ・・・ ???
Sent ・・・ 送信済みフォルダ
Trash ・・・ 削除済みフォルダ

となっている。

ちなみに、この方法を模索するのと平行にYahoo! JAPANへメールで問い合わせも行った。
2、3時間後に返信が来て概ね上記内容と一致していた。

Yahoo! JAPAN側の回答は、アドレスやパスワードを入力する画面で嘘のパスワードを入力するとのこと。

私の読みは正しかったわけですな。

ちなみにこれを記入している時にメインのメアドに待望の対応になりましたメールが!
早速、設定しよう♪

2011/06/01

ネットワーク名の変更

以前のエントリーでデフォルトゲートウェイをCTUからルーターに切り替えたら、
PC上でネットワークの再設定がなされた。(自動だけども)

そこで、2番目に設定されたということで、「ネットワーク 2」という名前が付けられた。
2」という数字が妙に気に食わない・・・。
1番目の設定はローカルエリア接続なので接続がなくなると表示が消えているので、
見た目上、非常によろしくない。
見ているだけでムカムカしてきてしまう。

f:id:shishishimo12:20110601010852j:image

ということで、「ネットワーク 2」という名称を「ネットワーク」に変えたいのだが、
どのように検索すればよいのか非常に悩んだ。

色々見て回っていると、Windows 7 Forumsにて似たような質問をしている方がいた。
でも、何か日本語が変だ。
回答者も回答者で同じく日本語が変だ。

自動で翻訳されていたみたい。
http://windows7forums.com/windows-7-networking/32268-internet-connection-icon-says-network-2-but-i-only-have-one-network.html?language=ja

日本語から、英語をイメージしながら考えた。
以下の答えを導きだした。
(今気づいたが、URLの最後の「ja」を「En」に変えると・・・orz)

f:id:shishishimo12:20110601010916j:image:w360

赤く囲った家アイコンをクリック。

f:id:shishishimo12:20110601011004j:image:w360

ネットワーク名のところを「ネットワーク」に変更。

f:id:shishishimo12:20110601011037j:image:w360

表示が「ネットワーク」に変更されている。

質問者の方が言うように、非常に簡単だ。

2011/05/29

Wake On LAN リモート編

まず先にネタばらし。

現在、NTT西日本の光プレミアムに加入中。
よってCTUというクソ○ァッキンな機器がルーターの役割を担っている。

色々調べてみると、CTU単体だとMagic Packetが通過しないらしい。
かといって、ルーターをかましてしまうと、二重ルーターとなりおかしくなる可能性がある。
CTUのDHCP機能などをOFFにしルーター任せにするとひかり電話が使えなくなる。
(というか、ひかり電話を利用していたらDHCP機能が切れない)

いったいどうすればいいんだ・・・。

で、ホント色々調べたところ、
CTUのDHCP機能は切らずに「PPPoEブリッジ機能」を有効にし、PPPoE接続はルーター任せにするといけるらしい。

ルーターでPPPoE接続をする手順

まずは、CTUへアクセス。
https://ctu.fletsnet.com/

f:id:shishishimo12:20110529073441j:image:w360

接続先情報の接続先1のプロバイダとの接続を切断する。
接続状態が空欄になる。(この時点でインターネットには繋がっていない)

左メニューの詳細設定をクリック。

f:id:shishishimo12:20110529073718j:image:w360

ページ下部に「PPPoE機能設定」という項目がある。
右の編集ボタンを押し、機能を使用するに変更する。
接続可能セッション数は1〜5選べるが、適当に。

TOPページに戻り、設定反映ボタンをおすと完了。CTUの設定は終わり。

次に、ルーターの設定。
ルーターの設定に入る前にルーターとPCだけを接続する。
今回以下のような接続にしたいが、

[CTU] - [ルーター] - [PC]

とりあえず、設定する間は

[CTU] [ルーター] - [PC]

といった形で、CTUとの接続は待つこと。

今回使用するルーターはNEC製ルーター「WR8370N」。
アドレスに http://192.168.0.1/ と打ち込み設定画面にアクセス。

PPPoE接続を選び、プロバイダ認証IDとパスワードを打ち込む。

設定を保存して、CTUのLANポートとルーターのWANポートを接続&再起動。
これでネットに繋がるはず。

ネットに繋がっているのを確認したら、今度はルーターのWake On LANの設定だ。


外出先からWake On LANを有効にする手順

この機種はWake On LANと同等の「PCリモート起動設定」なるものがある。

概要としては、
起動したいPCをルーターに登録(名称とMACアドレス)
PCリモート起動設定用のポートを開放し、ブラウザからルーターにアクセス(開放ポート経由)。
専用画面にて、起動したいPCを選択し起動。

一応、試しに行ったので参考までに。

ルーターの設定画面を開き、[詳細設定] - [端末名設定]を開く。

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起動したいPCのMACアドレスとわかりやすい名称を設定。

次に、[詳細設定] - [PCリモート起動設定]を開く。

f:id:shishishimo12:20110529075504j:image:w360

アカウントは、ルーターの設定画面に入るアカウント(admin)と同じにするか、別途設定するか選べる。
今回は別に設定。
アクセスポート番号も初期値の8080でかまわない。

これで設定完了。保存を忘れずに。

起動方法はブラウザのアドレス欄に「http://xxx.xxx.xxx.xxx.:8080」と入力
xxx.xxx.xxx.xxxはグローバルIPアドレスを入力。
自分のグローバルIPアドレスが分からない場合は、ググればすぐ分かる。

f:id:shishishimo12:20110529080340j:image

先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力。

f:id:shishishimo12:20110529080428j:image

ここに、はじめに登録されたPCが選べるので起動したいPCを選んで起動。簡単といえば簡単だ。


が、今回はiPhoneのアプリから起動をかけたいので設定はせず。
ブロードキャストアドレス宛にMagic Packetを送信したいので、適当にポート開放する。
ルーターの設定画面にアクセスし、[詳細設定] - [ポートマッピング設定]を開く。

f:id:shishishimo12:20110529081100j:image:w360

LAN側ホストに「192.168.0.255」と入力。
このアドレスが所謂ブロードキャストアドレスだ。
プロトコルはUDPで、ポート番号は使用していない番号を。

これで設定は完了。
ルーターによっては、パケットフィルタリング設定が必要らしいが、
この機種は設定しなくてもパケットは通過した。

では、いよいよiPhoneアプリの設定だ。
ローカルLAN編でも使用した「iWOL - Wake on LAN」を使用する。

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[Name] 起動したいPCの名前を適当に。数台利用するならわかりやすく。
[MAC] 起動したいPCのMACアドレス。
[Host] ブローバルIPアドレス。もしくはDDNS。
[Port] 先ほど設定したポート番号。
[LAN Broadcast] リモートの場合はOFFで。

前回同様、気合を入れてPC名をタップすると起動しちゃいます。


これで、どこからでも起動ができるようになった。
あとは、ダイナミックDNSを登録すればIPアドレスが変わってもHost名を変更しなくて済む。
(※ この機種はDDNS更新に対応しているが、BiglobeのDDNSサービスだけらしい。)
それと、シャットダウンもできるようにしたいので、リモートデスクトップの設定だな。

オラワクワクしちゃうぞw

Wake On LAN ローカル編

iPhoneからPCを起動しよう計画発令。
それ用のアプリもたくさんあるので、後はPC/ルーターの設定。

〜簡単な流れ〜

  • iPhoneアプリから起動命令
  • ルーターのブロードキャストアドレスにMagic Packetを送信
  • 起動したいPCのMACアドレス宛にMagic Packetを送信
  • 受信後、PC側でWake On LANに対応している環境なら起動

※ ローカルLAN内と外出先と(リモート)では、送信方法が違いルーターの設定も別途必要。

PCの設定は共通なので、Wake On LANが可能な環境に。
BIOS」の設定と「NIC(ネットワークカード)」の設定。

1.BIOSの設定

BIOSは種類が多いので一概にこの設定とは限らない。
特に、設定項目の名称が様々だ。
今回設定したPCでは以下のような名称だ。

f:id:shishishimo12:20110529062156j:image:w360

PME Event Wake Up」この項目を有効(Enabled)に。
他にも「PME、PCI Boot Device、Power On by PCI Device、Power On By PCIE Device、WOL、Remote Wakeup」など色々と名称があるので、
それっぽいものを有効にする。

2.NICの設定

ネットワークアダプタのプロパティを開く。
今回設定したPCはM/B標準のアダプタだ。

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これもM/Bやネットワークカードによって名称は様々だ。
今回は「Wake on Magic Packet」と「Wake on pattern match」を有効にする。

f:id:shishishimo12:20110529065954j:image:w360

タブ項目を電源の管理に移動。
日本語をよく読んで、すべてにチェックを入れる。

これで、PC側はWake On LANが可能な状態になった。

次にiPhone側の設定だ。
Wake ON LAN用のアプリはたくさんあるのだが、今回選んだものは以下のものだ。

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「iWOL - Wake on LAN」
現在115円にて販売されている。

http://itunes.apple.com/jp/app/iwol-wake-on-lan/id286568674?mt=8 (iPhone用:iTunes)

設定はいたってシンプルだ。

f:id:shishishimo12:20110529071312j:image

[Name] 起動したいPCの名前を適当に。数台利用するならわかりやすく。
[MAC] 起動したいPCのMACアドレス。
[Host] ローカルLAN内ならサブネットマスクで大丈夫なはず。なので「255.255.255.0」
[Port] ローカルLAN内は必要ないので空欄。
[LAN Broadcast] ローカルLAN内はONで。

-追記-
[Host]部分は「255.255.255.255」の方が良いかも?

完了すると、設定した分がリストで表示。
起動させたいPCをタップすると、

f:id:shishishimo12:20110529072040j:image

上記のようなポップアップがでるので、力強くOKをタップ。
見事起動するはず。

今回、例にあるように同じPCでも3G用とWi-Fi用で設定を2つ作っておけばウハウハだ。

外出先からの設定は、次回更新。

2011/05/26

【APP】 IPスキャナ

以前のエントリーにて、B社製無線LANルーターのIPアドレスを探す方法を記載したが、
あの方法とは別の方法にて無線アクセスポイント(モード)のIPアドレスの探し方を発見。

PC用ツールで「IPスキャナ」なるツールがある。
このツールを使うと、ネットワーク上にある端末・機器を表示してくれる。

デフォルトゲートウェイが「192.168.24.1」で
サブネットマスクが「255.255.255.0」の場合、

192.168.24.1」〜「192.168.24.254」までスキャンニングしてくれたり、
端末のMACアドレスも表示するものもあったり多種多様だ。
要はひとつひとつPing送信しているんだと思う。

こちらのツールの紹介は省く。
今回、紹介するものはiPhone用アプリのIPスキャナだ。

APP STOREで色々探したのだが、無料で使い易いものを見つけた。

f:id:shishishimo12:20110526212925j:image
Overlook Fing
というアプリで、もともとWindows/Mac/Linuxでも提供しているらしい。

http://www.over-look.com/site/ (PC用:英語)
http://itunes.apple.com/jp/app/overlook-fing/id430921107?mt=8  (iPhone用:iTunes)

こちらのアプリは、iPhoneだけでなくiPadにも対応しており、Android用までもある。

起動するとスキャンが始まり、スキャンが終わると結果が表示される。
(2回目からはRefleshボタンにて再スキャン)

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個人使用の性質上、伏字が多いが・・・
192.168.24.1」はCTU、「192.168.24.2」はひかり電話用VoIPアダプタだ。
192.168.24.51」が現在使用しているiPhone。
他にもiPadやFONも認識している。
一番下の「192.168.24.xxx(伏字)」はNEC製無線LANルーター(APモード)だ。

今回、このツールをなぜ探したかというと、
このNEC製の無線LANルーターのIPアドレスを忘れてしまったからだ。(手動設定したので)

ちなみに、IPアドレス下の伏字はMACアドレスが表示されている。
ネットワークを管理する人は便利ではないかな?
Wake On LAN機能とか付いていたら、文句ないが・・・、それ用のアプリは後日紹介。


間違っても、他の人のネットワークでは使わないように!
ネットワークアタックとしてみなされてしまいます。ご注意を。。。