秘密保護法:6日成立 参院委を強行突破、野党解任で抵抗

毎日新聞 2013年12月05日 21時37分(最終更新 12月06日 01時03分)

参院国家安全保障特別委で特定秘密保護法案が賛成多数で可決され、抗議する野党委員らを前に目を伏せる森雅子特定秘密保護法案担当相(奥中央)=国会内で2013年12月5日午後4時9分、藤井太郎撮影
参院国家安全保障特別委で特定秘密保護法案が賛成多数で可決され、抗議する野党委員らを前に目を伏せる森雅子特定秘密保護法案担当相(奥中央)=国会内で2013年12月5日午後4時9分、藤井太郎撮影

 衆参両院の本会議の進行は通例、議院運営委員会が決めており、議長が進行について提案するのは極めて異例。しかし議長提案が与党の賛成多数で可決されたことなどから、自民党幹部は「秘密保護法案が6日の本会議の最初の議題になる。優先されるとすれば、議長不信任案の処理だけだ」と述べた。ただ、国家戦略特区法案など残る法案の成立を期すため、与党内には短期の会期延長案も浮上している。

 民主党の大畠章宏幹事長は記者会見で「安倍政権の強引、傲慢な政治姿勢が表れた」と批判。同党は「特別委で野党の質問を一方的に封殺した」として、中川委員長の問責決議案を提出した。

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