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  1. 差が酷すぎる…恐竜界のカッコよすぎる名前ベスト5&悲惨すぎる名前ワースト5

差が酷すぎる…恐竜界のカッコよすぎる名前ベスト5&悲惨すぎる名前ワースト5

はじめに

(image by PresenPic)

最近、ちょっと凝りすぎて逆に子どもが可哀想に見えてくる「キラキラネーム」が話題になっていますよね。実は、恐竜界にも、命名者の気まぐれで悲惨な名前を付けられて、歴史に不名誉な刻まれ方をした恐竜たちがいるのです。

今回は、あまりの差に思わず哀れんでしまう、恐竜界のカッコよすぎる名前ベスト5+悲惨すぎる名前ワースト5をドドンとご紹介します。

カッコよすぎる名前ベスト5

第5位:タルキア

  • 種別:曲竜類
  • 生息地:モンゴル
  • 年代:白亜紀後期
名前の意味:賢きもの

正にスマートな名前です。体長に対して頭骨が大きく、その分脳も大きかったのだろうということからこの名前が付けられそうですよ。見た目はあんまりスマートではない分、「頭が良かった(らしい)」という固定観念がつくのはラッキーですね。

第4位:サイカニア

  • 種別:曲竜類
  • 生息地:モンゴル
  • 年代:白亜期カンパン期
名前の意味:美しきもの

シンプルで美しい名前です。「サイカニア」という流麗な響きからもそれが伝わりますね。しかし、実物は先ほど紹介した「タルキア」に見た目がそっくりで美しさとは程遠い見た目。実は、「サイカニア」とは発見されたゴビ砂漠の山脈名にちなんで命名されていて、恐竜そのものとは無関係だそうです。

第3位:エオティラヌス

  • 種別:獣脚類
  • 生息地:ワイト島(イギリス)
  • 年代:白亜紀前期
名前の意味:夜明けの暴君

史上最強の恐竜の王者「ティラノサウルス(=トカゲの暴君)」の名を与えられ、それの始祖的な意味合いで、さらに「夜明け」という美しい一時を指す語を冠せられたカッコよすぎる名前です。美しさと荒々しさの対比がシビレますね。

第2位:アンガトラマ

  • 種別:獣脚類
  • 生息地:南米大陸
  • 年代:白亜紀前期
名前の意味:気高き存在

発見地であるブラジルの北東部に住む先住民族の言葉から付けられた名前だそうです。無駄な装飾を省いたことで、逆に本物の余裕を感じさせる良い例ですね。

後述する「イリタトル」と同じ種なのではないかと最近は見られています。

第1位:エオラプトル

  • 種別:獣脚類(最近は竜脚類に含む見方もあり)
  • 生息地:南米大陸
  • 年代:三畳紀後期
名前の意味:暁の盗賊

ゲームに登場するキャラクターの通名にもなりそうな名前ですね。おそらく、かなりキザでオシャレなキャラクターでしょう。三畳紀後期という非常に古い時代に生き、最古の恐竜にも含まれるため、始まり的な意味を持つ「エオ(=暁)」の名が冠せられたそうですよ。ちょっと、カッコよすぎです。

悲惨すぎる名前ワースト5

さて、ここからは前出の5種とは打って変わって、あまりにも悲惨な名前を付けられた恐竜たちの紹介です。「もう少しなんとかしてあげられなかったのか…」と、歯がゆい思いを噛み締めながら眺めてやってください。

第5位:アレクトロサウルス

  • 種別:獣脚類
  • 生息地:内モンゴル
  • 年代:白亜紀後期
名前の意味:一人ぼっちのトカゲ

自身の寂しいライフスタイルが後の世にまで伝えられるとは、なんとも可哀想な恐竜です。せめて、「あえて孤独を貫いていたんだな…」と優しい目で見てあげましょう。

第4位:ガソサウルス

  • 種別:獣脚類
  • 生息地:中国
  • 年代:ジュラ紀中期
名前の意味:ガス会社のトカゲ

一見、「?」な名前ですが、実は由来はそのまんまです。なんと、この恐竜の発掘に中国のガス会社が大きく貢献したために、この名前が付けられたそうです。あくまでスポンサーありき。あまりのグイグイ加減に食傷気味です。

第3位:ミンミ

  • 種別:曲竜類
  • 生息地:オーストラリア
  • 年代:白亜紀前期
名前の意味:ミンミ

名前と意味が同じで何を言っているのか分からないかもしれませんね。実は、「ミンミ」とはオーストラリアの地名で、この恐竜はそこで発見されたので安易にも地名がそのまま付けられてしまったのです。しかも、その地名は単なる近所の交差点(ミンミ交差点)の名前…せめて名所旧跡の名前をつけてあげたらミンミも喜んだでしょうに。

第2位:オビラプトル

  • 種別:獣脚類
  • 生息地:モンゴル
  • 年代:白亜紀後期
名前の意味:卵泥棒

パッと見は恐竜の特徴を捉えたキチンとした名前に見えますよね。おそらく、恐竜たちの卵を盗んで餌にしていたのだろうと予測できます。実際、他の恐竜の卵が並べられた巣のそばで発見されたので、学者たちもそういう意味を込めて名前をつけたそうです。

しかし、そこに大誤算がありました。なんと、他の恐竜の卵だと思われていたものはオビラプトル自身の卵だったのです。つまり、自分の卵を大事に温めていただけなのに、研究者のミスであらぬ疑いをかけられてしまった、ということです。無念…

第1位:イリタトル

  • 種別:獣脚類
  • 生息地:南米大陸
  • 年代:白亜紀前期
名前の意味:苛立たせる存在

実はこのイリタトルの化石、発見者から研究者の手に渡った時、仲介していた化石商人の手によって化石が捏造されていたのです。そんな研究を台無しにしかねない行いには、研究者は勿論腹を立てますよね。実は、そのイライラした感情にちなんで、この「イリタトル(=苛立たせる存在)」という名前はつけられたそうです。

恐竜自身のアイデンティティは完全に無視された、完全なるとばっちり。出産時に夫と喧嘩していたから、子供の名前が「激おこプンプン丸」になる、みたいなものですね。

上述した通り、イリタトルは「気高き存在」を意味するアンガトラマと同一種ではないか、という疑いがかけられています。アンガトラマに統一してこの名前を消してあげるのが最大の供養になりますね。

おわりに

とりあえず、死ぬ間際には周りの人を苛立たせないことです。そうすれば少しはマシな戒名になるでしょう。

本記事は、2013年11月12日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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