京の弁護団始動 カネボウ白斑被害、6日に電話無料相談
カネボウ化粧品の美白化粧品による白斑被害問題で、京都弁護士会所属の弁護士約30人が4日、被害者救済に取り組む弁護団を結成した。6日に無料電話相談を行い、実態把握や法的支援を進める。
無料電話相談=TEL075(231)4080=の受け付けは午前10時~午後5時。弁護団員が被害状況を聞き取り、カネボウ側への対応を助言する。
弁護団では今後、集団提訴も視野に、美白化粧品の使用を証明する容器を保管したり、購入履歴を入手したりするよう促して交渉に備え、示談や訴訟で被害救済に取り組む。
弁護団メンバーは既に複数の被害相談を受けている。顔や首など化粧品を使った部位に白斑が生じて治療を続けているが、治療費の一部の支払いをカネボウ側が拒否するケースもあるという。
ホームページ(http://hakuhankyoto.info)と随時の電話窓口TEL075(256)2560を設けた。初回面談は無料。
弁護団長の浅岡美恵弁護士は「連携が取れずに対応できず、不安を感じている被害者は多いはず。一刻も早く相談することが、より良い解決につながる」と話している。
【 2013年12月04日 23時50分 】