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使用済み核燃料 初めての移送を終了11月30日 20時57分
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東京電力は、福島第一原子力発電所4号機の燃料プールから強い放射線を出す使用済み燃料をおととしの原発事故のあと初めて取り出し、敷地内にある別の施設のプールに移す作業を終えました。
福島第一原発では、廃炉の工程の最初の節目となる4号機の燃料プールから核燃料を取り出す作業が行われていて、今月26日からは、強い放射線を出す使用済み燃料をおととしの原発事故のあと初めて取り出す作業が始まりました。
使用済み燃料22体は、キャスクと呼ばれる輸送容器に入れられたうえで29日、4号機の建屋からトレーラーで敷地内の「共用プール」と呼ばれる別の施設に運ばれました。
30日は共用プールで、キャスクから使用済み燃料を1体ずつ取り出しプールの中にある「ラック」と呼ばれる枠に収める作業が行われました。
使用済み燃料を移す作業は、30日午後5時すぎにすべて終わったということです。
使用済み燃料は、放射線や熱の影響でゆがむこともありますが、東京電力は「一連の作業でトラブルはなかった」と説明しています。4号機の燃料プールには1489体の燃料が残されていて、東京電力は全体のおよそ9割を占める使用済み燃料を優先しながら、来年末までにすべての燃料を運び出すことにしています。
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