友達0でもOK?「2chで満足」

2013年11月26日 22時00分 (2013年11月27日 21時26分 更新)
“SNS疲れ”など、友人とのコミュニケーションで悩む人が多いなか、ある大学教授が「“友達ゼロ状態”は全く問題ない」という説を披露し、話題となっている。

この説は、臨床心理士、上級教育カウンセラー、学会認定カウンセラーなどの資格を持つ明治大学の諸富祥彦教授が、「日経ビジネスオンライン」で披露したもの。ビジネスマンが「会社の人間とも休日まで交友する気にはなれず、ふと気が付けば『友達』と呼べる相手は極めて少ないか、ゼロ」という状態であることの是非について尋ねられた諸富教授は、「問題ありません」と即答し、

「『1人の時間を過ごせる力』、言い換えれば『孤独力』は、現代をタフに、しなやかに、クリエイティブに生きるための必須能力」

と、“孤独擁護論”を展開している。

諸富教授は、その理由として、日本には“同調圧力”が存在することを指摘。「群れる」「つるむ」ことの弊害をあげる一方で、

「1人の時間をしっかり持っている人は、自分と向き合い、深い部分で自分が本当はどう生きたいのかよく考えていることが多い」

と、“友達ゼロ”の有効性を説いているが、2ちゃんねる「ニュース速報」板の「【悲報】 30~40代、 『友達ゼロ』は人としてダメか」というスレッドには、

「ぜんぜんおk
楽しければ問題無い」
「30,40代で友達がいないのはおかしいという風潮がおかしい」
「学生時代の友達は、20代ぐらいまでは一緒に遊んだりするが
結婚すると、みんな嫁と子供の相手が忙しくなって
友達と集まって何かするということも無くなる」
「嫁と趣味と仕事でいっぱいいっぱい
雑音はいらない」

と、友達がいても気にならないという意見があがったほか、

「俺にはお前らがいるし……」
「2ちゃんが一番楽だし居心地がいい」
「コニュニケーションの欲求は
ネットで、もっといえば2chで満足してしまってるわ」
「おれらが友達でいいじゃん!」

と、2ちゃんねるがあれば大丈夫と宣言する人も散見された。

ただし諸富教授は、完全に孤独を肯定しているわけではなく、「相手が苦しい時に自分の身を投げ出しても何とかしようとする。そうした深い人間関係は、『孤独を知ったもの同士』」の間にこそ生まれる」と述べている。実際、先述のスレッドでも、

「一人しかいない
学生時代に友人関係を蔑ろにし過ぎたわ」
「友だちはいない
友だちの大切さを40歳になるまで理解できなかったから」
「欲しいとは思わないけど、一人でいるのも飽きてきたんだが」

と、友達がいないことを嘆いている意見は多く、年を重ねて改めて友人関係の大切さに気付く人も少なくないようだ。
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