■吉田忠智・社民党党首

 本当にあれで採決されたのかが疑問だ。特定秘密保護法案が衆院から参院に送られて、わずか1週間あまり。極めて、与党が一方的に日程を決める中でこの間、審議が進められてきた。良識の府、熟議の府と言われる参院の自殺行為だし、民主主義への冒涜(ぼうとく)だ。厳重に抗議したい。