先日は久々のゆっくりとした休日だったので、紅葉狩りに行ってきました。青空に映える真っ赤な葉の色はまさに今がピーク。葉が落ち始めている箇所もあり、いよいよ本格的な冬の訪れを感じました。
もう12月。今年もあと1ヶ月ですね。師走は忘年会などで飲み会が多い季節です。そんな時にじんわりと体を癒してくれるラーメンを今月はご紹介します。
錦糸町にある匠屋は駅前の喧騒から少し外れた場所にあります。店内はテーブル席がメインの落ち着くつくり。笑顔が素敵な女将さんが出迎えてくれます。
こちらのお店ではあるラーメンを出して、話題となっています。それは「梅塩らーめん」(780円)です。今回は味玉(100円)をトッピングしました。今でこそ梅干しがのったラーメンは多いものの、98年の創業当時、ラーメンに初めて南高梅をのせ話題になったそうです。
スープは驚くほど透明で、下の麺までよく見えます。鶏ガラベースのスープに昆布や干し椎茸の旨みがとてもよく出ていて、透明なのに「濃い」スープです。そこに沖縄産の「粟國の塩」をメインに2種類の天然塩をブレンドしています。じんわりと感じる塩の旨みは寒い日の体を温めてくれます。すっと喉を通るとき、ほっと心がほぐれていくようです。
また麺は平打ちの細麺で縮れているものを使用しています。細麺ながらもしっかりと歯ごたえのある麺です。
トッピングにはデフォルトでメンマ、ネギ、わかめ、チャーシュー、梅干しがのっています。この梅干しは契約農家直送の天然塩だけでつけた紀州南高梅です。皮が薄く肉厚で、あまりの美味しさにこのまま食べてしまいそうになります。半分ほどそのままラーメンを食べて、途中から麺に梅干しを崩してあえるのがおすすめだそうです。酸味と甘みがプラスされてスープが更にすっきりとした味わいに変化しました。ちなみに私は個人的にも梅干しのお取り寄せをするくらい、梅干しが大好きなのでこのラーメンは本当に美味しかったです。
梅塩らーめんは店主さんが「疲れている時でもサラサラっとラーメンを食べたい」という思いで、お茶漬けからヒントを得て作ったそうです。まさにこの季節にぴったりのラーメンですね。
飲んだあとにも、飲んだ翌日にも優しいラーメンでした。