キキョウ
Platycodon grandiflorus

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和名:キキョウ(桔梗)  その他の名前:アリノヒフキ、ボンバナ、ヨメトリバナ

科名 / 属名:キキョウ科 / キキョウ属

  • 特徴、育て方
  • 育て方詳細
  • 主な原種、園芸品種
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キキョウ|

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基本情報

 キキョウは東アジアに広く分布する多年草です。日当たりのよい草原に見られますが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっています。茎はまっすぐに伸びて高さ10~120cm、先端近くに直径5~7cmの花を1~10数輪咲かせます。根は太くまっすぐに伸びて、ニンジンを小ぶりにしたような形です。この太い根は漢方薬にも利用されます。
 古来より美しい花が人々に愛され、万葉の時代から観賞されていました。かなり早くから園芸品種が成立していたらしく、貝原益軒の『花譜』(1694年)に「紫白二色あり。(中略)八重もあり」と紹介されています。また、1年後に刊行された『花壇地錦抄』(1695年)には絞り咲きや各種の八重咲き、「扇子桔梗(おうぎききょう)」と名づけられた帯化茎(たいかけい)のものなどがあげられています。
 前田利保の命で編纂され、1853年(嘉永6年)に序文が書かれた植物図譜『本草通串証図(ほんぞうつうかんしょうず)』には、現在は見ることのできない緑色の八重咲きや濃い黄色、花弁が基部深くまで切れ込んでそれぞれが外側に丸まってウサギの耳のような形になる「兎耳桔梗」、花弁が平皿のような形になる「紋桔梗」などのほか、現在も見られる桃色やウズキキョウ、早咲きのものが彩色図で収録されています。
 残念ながら、これらの多様なキキョウの園芸品種は、その多くが明治の中ごろまでに絶えてしまいました。現在はアポイギキョウ、ウズキキョウ、早生の「五月雨」、‘小町’のほか、八重咲きや二重咲き、またいくつかの色変わりがあるにすぎません。

植物図鑑の見方
園芸分類 草花,山野草
形態 多年草 原産地 日本を含む東アジア
草丈/樹高 15~150cm 開花期 6月~10月
花色 白,ピンク,紫 栽培難易度
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 落葉性,開花期間が長い,耐寒性が強い,初心者でも育てやすい

育て方

開花期
植えつけ、植え替え
肥料(鉢植え)
肥料(庭植え)
タネまき

主な原種、園芸品種

執筆者

辻 幸治(つじ・こうじ)
1976年、大阪生まれ。ホームセンター勤務を経て、現在は園芸分野の執筆活動も精力的に行う気鋭の園芸家。江戸の園芸文化から、海外のワイルドフラワーまで、幅広く植物に精通している。

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