和歌山市消防局 職員2人を停職2か月の懲戒処分(写真付き)

2013年11月15日 20時13分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会


和歌山市消防局はことし(2013年)8月に、器物損壊の疑いで逮捕された49歳の消防士とスーパーで牛肉を盗んだ55歳の消防士あわせて2人をそれぞれ停職2か月の懲戒処分にしたと発表しました。

謝罪を行う消防局職員

謝罪を行う消防局職員

停職2か月の懲戒処分を受けたのは、49歳の男性消防副主査と55歳の男性企画員です。

和歌山市消防局によりますと、49歳の男性消防副主査は、ことし(2013年)6月1日の午前3時ごろ、自宅マンションに駐車していたトラックの右側タイヤ3本を、ナイフを使ってパンクさせたとして、器物損壊の疑いで逮捕され、その後、不起訴となっています。この消防副主査は、10年以上前から10台以上の車をパンクさせたことも認めていて「駐車場でないところに車が停められていて、万が一の際に消火活動に支障が出ると思った。身勝手な正義感が強すぎた」と話しているということです。

この消防副主査は、10年以上前から10台以上の車をパンクさせたことも認めていて「駐車場でないところに車が停められていて、万が一の際に消火活動に支障が出ると思った。身勝手な正義感が強すぎた」と話しているということです。

一方、55歳の男性企画員は、ことし10月17日の午前11時ごろ、岩出市内のスーパーマーケットで、ステーキ肉2枚3400円相当を盗もうと店の外に出たところ、店の保安員に呼び止められ、岩出警察署に身柄を引き渡されました。男性企画員は「初めてのことで魔が差した」と話しているということです。

これら不祥事について、和歌山市消防局の林正義(はやし・まさよし)局長は「今後、再発防止及び市民の生命、財産を守る消防職員の使命について、改めて他の職員にも指導を徹底します」とコメントしています。