2013年12月5日09時16分
【竹内敬二、桜井林太郎】世界で初めて商業用原発を稼働させた英国はいま、「廃炉」事業に力を入れる。「負の遺産」をどう処理するか。専門の政府機関をつくり、100年単位の長い目で対策を考えている。現地を訪れた。
■無事故でも90年想定
英国ウェールズの湖畔に立つトラウスフィニス原発。ここには英国が独自開発した小型の旧型ガス炉(23万5千キロワット)2基があった。1965年から大きな事故もなく26年間運転し閉鎖。その後、原子炉内の燃料を2年間かけて取り出し、95年から本格的な廃炉作業に入った。
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