2011年01月25日

札幌の道路渋滞解消へ市長に緊急申し入れ

3億1100万円も減らした除排雪予算で市民はイライラ

 私、松浦忠は1月24日、大雪による札幌市内の道路渋滞解消のため、市長に緊急申し入れをしました。
 市長は、1月21日の記者会見で、「今般の道路渋滞の原因は、除雪予算とは関係ない。予算削減はしていない」と述べましたが、ウソです。
 札幌市は今冬、車道除雪が40km、歩道除雪が14km増えているのに、道路の除雪と運搬排雪の予算を3億1,100万円も減らしているのです。
 車両がすれ違えない生活道路や準幹線道、片側2車線が1・5車線に減ってしまった幹線道は、こうした予算のしわ寄せです。あるていど幹線道路の道幅が確保できても、左折や右折で進む枝道に車両が詰まっていては、渋滞するのは当たり前です。
 私が市長に申し入れた内容は次の通りです。


集中降雪対策についての緊急申し入れ(2011年1月24日)

 札幌市は、例年にない降雪による道路渋滞に見舞われ、市民生活が混乱しています。
 上田文雄市長は1月21日の記者会見で、「今般の道路渋滞の原因は、除雪予算とは関係ない。予算削減はしていない」と述べていますが、今冬の道路除排雪は、従来と方法が変わっているのです。
 私は、市民生活に欠かせない、円滑な道路交通確保のため、緊急対策として、次の策を直ちに講じることを申し入れます。


1、幅8メートルの生活道路は、従来、往復除雪をしていたものを一方除雪に変更しました。このため、道路幅が狭まり、車のすれ違いができなくなりました。さらに、対向車両が詰まっているため、幹線道路から進入できず、幹線道路の渋滞を招いています。幹線道路と接する生活道路の30メートルは全幅排雪してください。

2、片側2車線の幹線道路は、路肩に堆積した雪(幅50センチ〜1メートル)を排雪しない「排雪抑制区間」が前年より2割も増えたため、道路幅が1・5車線ほどに狭まり、事実上、両側1車線ずつになり、渋滞を招いています。排雪幅を広げ、片側2車線を確保すべきです。

3、準幹線の片側1車線道路は、歩道側堆積の垂直壁の路面と接する直角部に雪が堆積し、道路の断面がU字型になり、車両がセンターライン側に滑り落ちたり、傾いたりするため、対向車と交差できず、交差点内での交差を余儀なくされ、渋滞の原因になっています。一定間隔で大型車が交差できるよう、排雪を行うべきです。

4、排雪作業には、平ボディートラック運送業者(市民助成トラック登録業者等)を活用すべきです。

5、重機とトラックの運転手を市が緊急に募集し、各除雪センターの求めに応じて配置し、除雪機械が24時間運用できるようにすべきです。

6、北区、東区などの排雪対策には、あらゆる空き地を市が借り上げ、一時堆積をすべきです。

 以上の対策を行えば渋滞は大幅に改善されると確信しています。つきましては、上記について、1月28日までに、文書で回答を求めます。
以   上
posted by 札幌市議会議員松浦忠後援会 at 08:16| 札幌市議会だより