米副大統領 防空識別圏に「深い懸念」

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米副大統領 防空識別圏に「深い懸念」

< 2013年12月5日 11:11 >


 アメリカのバイデン副大統領は4日、中国・北京で習近平国家主席と会談し、中国が設定した防空識別圏を認めないとしたうえで、「深い懸念」を直接伝えた。

 習近平「未来を展望しながら、新しい大国関係の構築という正しい方向を共に維持し、互いの核心的利益と重大な懸念を尊重したい」

 バイデン副大統領「最初から私が感銘を受けたのは、この新しい関係を発展させることにあなたが率直で建設的であることです」

 アメリカ政府高官によると、バイデン副大統領は会談で、中国が設定した防空識別圏は認められず、「深い懸念」があると表明し、「中国が緊張状態を緩和させる措置をとることを期待する」と述べた。

 これに対し習主席は、防空識別圏と領土に関する中国側の見解を改めて述べたという。アメリカ側はこの問題は中国次第だとし、今後数週間の情勢を見極めるとしている。両首脳は夕食を含めて5時間半にわたり、ともに過ごし、北朝鮮情勢についても意見交換したという。

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