児童ポルノに類する漫画「ヘイトスピーチと同じ」の声
- 2013年12月05日 17時23分
- 提供:アメーバニュース/政治・社会
ポルノ被害を中心とするさまざまな性暴力の問題に取り組む「ポルノ被害と性暴力を考える会」がツイッターで児童ポルノに類する漫画などに関し、「二次元であっても、それは性暴力的ヘイトスピーチであって、人種差別的ヘイトスピーチと同じく人権侵害であり、悪質なものは当然規制されるべき」との見解を述べ、議論となっている。
この発言に対しツイッターユーザーから「『現実に実在しない人物のポルノ』が、どこの誰の『人権』を侵害するのでしょうか。絵やCGに人権は認められてないし、それらは『人』ではないから人権は無いです」との反論が書き込まれ、同ユーザーは、児童ポルノ禁止法は、実在する児童を保護するために作られたものであり、漫画などの二次元を規制する必要性はないと主張した。
この反論に対して、同団体は二次元であっても性暴力や性差別を煽動する内容であれば、ヘイトスピーチと同様、煽動のターゲットにされた集団が被害者であると主張。「プラカードに書かれた『朝鮮人を殺せ』という文字は、三次元ではありませんが、そのターゲットとなるすべての人の人権を侵害するのと同じです」と解説する。
この見解に対してもユーザーから反論が書き込まれ、「『可愛い美少女の裸などで興奮したい人の為に作られたポルノ』が、どこの誰に対するヘイトスピーチなのか」とし、逆に二次元の規制が「可愛い美少女の裸などで興奮したい人」の権利を侵害することになると意見。
他のユーザーからも漫画などが「別に現実の女や少女に、性的な暴力・性的な差別をする事を煽動しては居ない」との見解が書き込まれたが、同団体は「生身の少女や女性を用いたポルノは、直接的被害と間接被害の両方があり、二次元ポルノは間接被害があります。前者は被害はあるが後者はない、のではなく、前者は、直接被害も存在する、ということです」とあくまでも被害者がいるとの見解を堅持している。
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