トップページ社会ニュース一覧福島に最新鋭火力発電設備建設へ
ニュース詳細

福島に最新鋭火力発電設備建設へ
11月29日 17時30分

東京電力は福島県いわき市と広野町の2か所に最新鋭の石炭火力発電設備を建設し、2020年代初頭の運転開始を目指す計画を発表しました。

これは東京電力福島復興本社の石崎芳行代表が、29日福島県庁で記者会見して明らかにしたものです。
計画では、現在あるいわき市の勿来発電所と、広野町の広野火力発電所に出力50万キロワットの発電設備を1基ずつ建設します。
発電設備は、石炭から発生させたガスと、発電で生じた熱の両方を使って発電するIGCCと呼ばれる最新鋭のもので、東京電力は石炭火力発電では世界で、最も効率がいいとしています。
東京電力は、2020年代初頭の運転開始を目指すとしており、建設中のピークには1日当たり2000人の雇用が生まれるなど、地元への経済効果は1500億円に上るとしています。
石崎代表は、「IGCCは日本が世界に先立つ技術を持っている。福島の復興に貢献するとともに日本の経済成長にもつなげたい。設備投資によって被災者への賠償が滞ったり、福島第一原発の廃炉作業に遅れが出たりしないようにする」と話しています。

[関連ニュース]
k10013452671000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ