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秘密保護法案 参院特別委で可決
12月5日 18時27分

秘密保護法案 参院特別委で可決
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今の国会の焦点である特定秘密保護法案は、参議院の特別委員会で、与党側が質疑を打ち切る動議を提出して採決された結果、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。
与党側は、5日の参議院本会議に法案を緊急上程して可決・成立させる構えです。

特定秘密保護法案を審議してきた参議院の特別委員会は、5日午後1時から質疑を行いました。
この中で、菅官房長官は「特定秘密」の指定の妥当性をチェックする新たな機関について「法律の施行までに内閣府に20人規模の『情報保全監察室』を設置して業務を開始したい。できるかぎり『情報保全監察室』を『局』に格上げすることを約束する」と述べました。
また、菅官房長官は「情報保全監察室」の業務を検証しながら、法的にも高度な独立性を備えた機関に移行させるため、「内閣府設置法」などの改正を検討する考えを示しました。
そして、午後4時すぎ、与党側が「審議は十分に尽くされた」として、質疑を打ち切る動議を提出し、民主党など野党側の委員が委員長席を囲んで激しく抗議するなか、採決が行われました。
その結果、特定秘密保護法案は、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。
衆議院で与党側と修正合意していた日本維新の会とみんなの党は「審議が尽くされたとは言えず、野党側の反対を押し切って採決に踏み切るのは強引だ」などとして、採決を前に委員会を退席しました。
与党側は、5日の参議院本会議に特定秘密保護法案を緊急上程して可決・成立させる構えで、このあと参議院議院運営委員会の理事会を開き、法案を緊急上程して、夜、採決を行うことを野党側に提案することにしています。
これに対し、野党側は「抗議の中で強行された採決は無効だ」として、山崎参議院議長に特別委員会に法案を差し戻すよう申し入れました。
そのうえで、民主党は、野党側の賛成を得ないまま、審議に入った参議院厚生労働委員長の解任決議案などを相次いで提出して対抗していく方針で、他の野党にも協力を呼びかけることにしています。

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