ニュース詳細
厚生年金基金元幹部ら 贈収賄容疑で逮捕12月5日 9時41分
K10035898911_1312051011_1312051013.mp4
大手商社「三井物産」などの企業年金を運用する厚生年金基金の元常務理事が、外資系の証券会社「ドイツ証券」から年金の積立金の運用先として10億円分の金融商品を購入する見返りに、営業担当の社員から飲食や海外旅行などの接待を繰り返し受けていた疑いが強まったとして、警視庁は、元常務理事と社員を贈収賄の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、三井物産やグループ会社などの企業年金を運用している「三井物産連合厚生年金基金」の元常務理事で、東京・三鷹市の釣澤裕容疑者(60)と、ドイツ証券の営業担当の社員で東京・港区の越後茂容疑者(36)です。
警視庁によりますと、釣澤容疑者は、基金に在職していた去年4月から8月にかけて、年金の積立金の運用先として10億円の金融商品をドイツ証券から購入する見返りに、越後容疑者から十数回にわたって都内の店での飲食や海外旅行など90万円相当の接待を受けたとして、収賄の疑いが持たれています。
厚生年金基金は企業の積立金などを運用する企業年金で、役員は公務員と見なされ職務に関して賄賂を受け取った場合収賄の罪に問われます。
警視庁は、東京・千代田区にある年金基金を捜索するなどして詳しいいきさつを調べています。
警視庁は、2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 基金元幹部ら 贈収賄容疑で取り調べ (12月5日 7時37分) ・ 厚生年金基金元幹部 収賄容疑で任意同行 (12月5日 6時52分) |
[関連リンク] |
|