中国が米国産トウモロコシの輸入を一時的に停止する可能性が強まってきた。国家品質監督検査検疫総局は4日、福建、深圳、山東の3検疫局で新たに中国が承認していない遺伝子組み換え成分を含んだ作物を12万トン発見し、米国に返送を命じたと発表した。11月の6万トンに続く措置。主要港では輸入を差し止め検査を強化しており、米国への新規発注が縮小するとの見方もある。
穀物ウェブサイト中国玉米網の馮利臣総裁は「次々と発覚したのは偶然ではない。全米の農家が夏の雨に備えて害虫に強い組み換え作物を植えたのだろう」と分析し、米国産の輸入が数カ月止まる可能性があるとみる。
輸入トウモロコシは主に家畜の飼料に使われ、今は輸入が集中する時期。畜産農家は価格が高い国産品に切り替えるしかなく、1月の春節(旧正月)を前に豚肉価格の上昇要因になり得る。(大連=森安健)
馮利臣、遺伝子組み換え、米産トウモロコシ
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