事業計画

平成25年度事業計画 (自平成25年4月1日~至平成26年3月31日)

概 要

 日本作詩家協会は、本年度も事務局の機能強化など法人としての体制整備に取り組んでいくことになる。
 年間事業の内、音楽著作権の理解と保護を事業目的とした著作権シンポジウム「いい歌を残すための歌会議」、年刊詩謡集「きょうの詩あしたの詩」の刊行及びデータベース化したものを、一般に開示している2事業は、公益的な事業として内閣府に公益目的支出計画(7ヶ年)として提出したもので、引き続き実施していくことになる。
 また、日本作詩家協会は、平成27年6月に創立50周年を迎え、50周年事業として(1)新たな作詩賞、(2)50周年記念イベント、(3)日本作詩家協会50年史編纂の3事業を実施する計画を立てており、そのための準備に平成25年度から入り、先行して新たな作詩賞「日本作詩家協会50周年記念大賞プレ1」を実施する。

 一方、私的録音録画補償金制度の抜本的見直しや著作権保護期間の延長問題など諸問題の解決に向け、他の関連団体と連携・協力しながら引き続き取り組む。
 平成25年度は、これらの事柄を重視して、会員皆様と共に役員・事務局が一体となって、当協会の更なる発展に力を尽くしていきたい。

(1) 年間事業

 会員皆様のご支援ご協力のもとに、昨年度に引き続き次の事業を実施する。

1. 第46回日本作詩大賞及び新人賞 (里村龍一作詩大賞委員長)
当協会の総力を結集して行う最大の事業であり、音楽業界をとりまく厳しい環境の中で、音楽文化の発展に多大な貢献を果たしている。
日本作詩大賞は、テレビ東京の支援のもと、毎年12月最初の「木曜8時のコンサート」の番組内で日本作詩大賞、優秀作品賞及び新人賞の最優秀新人賞、優秀新人賞の表彰が行われる。
また、新人賞は、新人作詩家の登竜門として音楽業界からも注目を集めており最優秀作品、優秀作品はCD化され、入選作品を掲載した作品集を刊行し配布している。
  • 5月1日~6月30日 新人賞の作品募集
  • 12月5日(木)テレビ東京で20:00から生放送の予定
2. 第16回著作権シンポジウム「いい歌を残すための歌会議・東京」 (髙畠じゅん子文化事業委員長)
当協会の重要な文化事業であり、内閣府に提出済の公益目的支出計画に記載した実施事業である。
本事業の主な目的は「音楽著作権の理解と保護」であり、具体的には権利者としての作家と、メーカー・カラオケ教室・歌謡曲ファンを含めたユーザー、いわゆる広義の一般大衆との交流の場を通して、音楽著作権への正しい理解と保護を啓蒙することである。
今年度の「いい歌を残すための歌会議・東京」は、公益目的支出計画に記載した実施事業として、内容の充実を図り、役員はもとより会員の協力を得て、実施する。
  • 10月19日(土)於;ホテル ルポール麹町
3. 2013年版年刊詩謡集「きょうの詩あしたの詩」 (たきのえいじ詩謡集編纂委員長)

公益目的支出計画に記載した実施事業の2つ目である。
本事業の目的は「作詩の普及」であり、具体的には、年刊詩謡集「きょうの詩あしたの詩」として、多数の会員作品を網羅した作品集の刊行である。
レコード会社、音楽出版社、音楽事業社、雑誌社、関係団体等に寄贈し、音楽作品として世に出る機会の一助としている。
また、データベース化したものは、当協会のホームページ上に掲載し、一般にも開示している。
今後、データベース化されていないものをデータベース化し、随時ホームページ上に掲載し開示していく予定である。

4. 会 報 (久仁京介広報委員長)
定期的に発行している当協会の唯一の機関紙である。実務報告を加え、執行部と会員、または会員相互の交流を図ると同時に、関係各団体とコミュニケーションの円滑化をはかるものである。
  • 年4回発行(No183~186)  発行部数 1000部
5. 協会ホームページ (さいとう大三PC委員長)

会員サービスの一層の充実を図ると共に、情報開示が求められており、当協会もオフィシャルホームページで一般にも情報発信をしている。
今年度も内容の充実により一層の努力をしていきたい。

6. 研修旅行会 (峰崎林二郎福祉厚生委員長)
協会恒例の研修旅行会は、一部セミナーではJASRACと作曲家等による講演を予定している。
懇親会では、ゲストにメーカーのディレクターや作曲家にも参加していただき、会員との交流を予定しており、回を重ねるごとに充実しつつある。
地方からの会員も多数参加、日頃接し得ない会員同士の交流を深めるこのうえない機会である。
  • 平成26年2月24日~25日  熱海後楽園ホテル タワー館で開催
7. 50周年事業(新規事業) (石原信一企画推進委員長)

平成27年6月に当協会は創立50周年を迎え、この前年の平成26年6月社員総会から平成27年6月社員総会までの1年間を50周年year期間として(1)新たな作詩賞、(2)50周年記念イベント、(3)50年史編纂の3事業を実施する計画を立てているが、まず先行して(1)の新たな作詩賞として「日本作詩家協会50周年記念大賞プレ1」を実施する。

(2) 協賛事業

関連団体からの依頼により、当協会の目的に添った事業を行う協賛事業である。

1. 作詞講座

日本脚本家連盟主催の「作詞教室」は、今年で39年目を迎える。
現在までに3500名以上の卒業生を送り出し、当協会からの講師派遣を軸に半期ごとに作詞コンクールを行い審査、表彰をしている。
「新人作詩家を育成する」という目的に添って、今年度も同様に協賛する。

2. 主な関連団体への協賛
従来からの関連団体への協賛を行ってきたが、本年度も従来どおり参加協賛を行う。
  • JASRAC賞の贈呈式(日本音楽著作権協会)
  • JASRAC主催の各文化事業(日本音楽著作権協会)
  • 日本作曲家協会音楽祭(日本作曲家協会)

(3) その他実施事項

1. 理事会

理事会は原則として月1回開催される。協会の業務執行に関する事項について決定し、事業計画及び収支予算、事業報告及び決算等々の諸問題を検討、総会において審議し決議していくものである。

2. 社員総会

6月の定時社員総会と3月の社員総会が開催される。
事業報告及び決算、事業計画及び収支予算等々の諸問題を審議し決議する。

以上

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