大賞「じぇじぇじぇ」 喜びに沸く久慈市民 (2013/12/03 09:00)
流行語大賞で「じぇじぇじぇ」の年間大賞受賞を伝えるテレビのニュースを見て、喜びを分かち合う地元関係者ら=2日午後6時半ごろ、久慈市内
 まさに「じぇじぇじぇ」―。2日発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」で久慈市の方言「じぇじぇじぇ」が年間大賞に選ばれ、地元観光関係者や市民の間で「久慈地域の魅力が認められた」と喜びが広がった。
 
 関係者の間では期待が大きかった半面、ことしはライバルの流行語も豊富だった。“強豪”と肩を並べての受賞だけに、ブームの火付け役となったNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の放送効果が再認識される結果となった。
 方言の発祥とされる小袖地区。小袖漁業生産部長の中村太一さん(70)は「最近はあまり使われなくなった言葉だが、こんなに有名になってびっくり。『あまちゃん』効果で多くの人が小袖に来てくれたし、ありがたい一年だった」と感謝することしきり。
 山内隆文市長は「同時受賞は想定外で『じぇ』9個(=最大級)の驚き。大変うれしいニュースであり、大賞に恥じない地域づくりに取り組みたい」と意気込みを語った。
 市内の観光拠点である道の駅くじ・やませ土風館に集まり、地元関係者と吉報を喜んだまちづくり会社「街の駅・久慈」職員の柏木美子さん(37)。観光PRで全国各地を奔走中で、「どこへ行っても久慈の代名詞になりつつあり、みんなを笑顔にしてくれる力がある言葉だ。これからの誘客につなげたい」。
 高校生海女クラブのメンバー中川沙耶さん(17)=岩手県立久慈東高2年=は「絶対選ばれると信じていたのでうれしい。普段は使わないが、これから自然と出てくればいいかも…」と笑顔を浮かべた。(水野大輔)
【写真説明】
流行語大賞で「じぇじぇじぇ」の年間大賞受賞を伝えるテレビのニュースを見て、喜びを分かち合う地元関係者ら=2日午後6時半ごろ、久慈市内

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