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第四章
第五話「魔法使いの昼食」
 祭りまで後数日となり、オーリの町は益々活気付いていた。

 国内が安定して、比較的安全に旅ができるようになった結果、近くの町や村から来ている人や、噂が噂を呼んでわざわざ遠方から来ている人もいる。

 行商人や冒険者も多く、勝手に露店を開く者や喧嘩をする者など、あちこちで騒ぎが起こっていた。

 町中は、既に祭りが始まっているような賑わいを見せている。

 そんな中クリスは、警邏、とだけ書かれた粗雑な腕章をつけて大通りを歩き、敷物の上に並べられた商品と、道行く人に声をかける露店の主に鋭い視線を向けていた。

 オーリの町で露店を出すには、役所から許可証を買わなければならない。

 しかし、町の外から来た行商人の中には、それを知らなかったり知っているが無視して露店を出す者が続出し、果ては偽造の許可証まで出回る事態となっている。

 そのため見回りが強化されたのだが、それでも手が足りないということでギルドに依頼が出された。

 提示された報酬は微々たるものだったが、オーリの町に根を張る多くの冒険者がその依頼を受けた。それは、自分達も町のために何かしたいという気持ちの表れであった。

 クリスもその一人で、数日前から見回りの仕事をしている。

「しっかし、こう人が多いとなぁ」

 ふと露店から目を離したクリスは、行き交う人を眺めつつ歩きながら伸びをする。

 その斜め半歩後ろには、少し大きめの荷物を持ったフウリが無表情に追従していた。フィリスは、近所の子供達と祭りの準備の手伝いに行っており、珍しく別行動である。

「主を狙う暗殺者や帝国の間者がいても、分からないですね」

「なんでそう怖いこと言うかな! ……いないよね?」

 クリスは、不安そうにフウリに確認を取る。

 聞かれたフウリは、人差し指を一本頬に当て小首を傾げる。

「さて、どうでしょう?」

「えぇ……勘弁してほしいわ、切実に」

 頼りないフウリの返事に、クリスはげんなりとした様子でうな垂れる。

「そんなことよりも、あの露店が怪しいですよ、主」

「そ、そんなことって……」

 クリスの苦悩をよそに、フウリが一つの露店を指差す。

「ほら、行きますよ」

「はい……」

 フウリに引っ張られる形で、クリスはボロ布を敷いただけの露店へと足を向ける。

 クリスが露店の前に立つと、店主は一瞬だけ愛想笑いを浮かべたが、すぐにその腕の腕章に気づき、仏頂面になる。

 その反応を見たクリスは、内心ため息を吐きながら、務めて冷静に話しかける。

「あー、町の見回りをしている者ですが、露店の許可証を確認させてください」

「こ、これでいいか?」

 店主は、懐から許可証となっている木の板を取り出し、クリスに手渡す。

「はい、ちょっと預かりますね」

 クリスはそれを受け取ると、表と裏を見比べたり、日にかざしてみたりしたが、すぐに諦めてフウリに渡す。焼印が入れてあるだけの簡素な作りなので、本物か偽物か判断できなかったのだ。

 しかし、フウリは手に取った瞬間に言い放つ。

「偽物です。ここの文字の形が少し違います」

「だそうですので、ちゃっちゃと店畳んで、役場に行って正式な許可証を購入してください」

 フウリを信用しているクリスは、一切の迷いなく店主に退去を命じた。

 しかし、店主は食い下がる。

「お、おい! これはちゃんとその役場で購入した物だ!」

 本当は、商人仲間から安く譲ってもらった物で、もちろん偽物だと店主も知っていた。しかし、そんなことは目の前の青年に分かるはずがないと思ったのだ。なにより、自分よりもずいぶん若い男女に注意され、頭に血が上っていた。

「そう言われても、困りますね」

「そもそも、そこの女が適当に見ただけだ、本物か偽物かなんて分かるわけがない! これ以上言いがかりをつけるなら、それなりに覚悟してもらおう!」

 困ったと言いながら落ち着いているクリスに、店主は更に怒って声を荒げて立ち上がり、その横に大きい身体で威嚇するように凄む。

 対してクリスは、一瞬だけ考える素振りを見せると、すぐに口を開く。

「はい、分かりました」

「え? ……ああ、分かればいいんだよ」

 拍子抜けの回答に、店主は毒気を抜かれ、声量も幾分か下がる。

 しかし、それに被せるようにして、クリスの言葉が続く。

「そこまで言うなら、役場に行って確かめてもらいましょう」

「な!?」

 驚きのあまり口を開閉するしかできない店主に、クリスは更に追い討ちをかける。

「ただ、そこで偽物と分かれば、しっかり罰金払ってもらうことになるので。ここで素直に認めれば、注意だけだったんですけどねぇ」

「え、あ、いや……!」

 なんとも嫌らしく言うクリスに、店主は慌てて取り繕おうとする。

 しかし、言葉を発する前に、クリスがどんどんと話を進める。

「もちろん、本物だった場合は、それなりの覚悟を持っていますので、なんなりとお申しつけください。まぁ、万が一にもないでしょうけど」

「そ、その」

「では、店を畳んで行きましょうか。大丈夫ですよ、所持金で罰金が払えない場合は、露店の物を接収されるだけですから。見たところ、それなりに高価そうな物もありますし」

 ぼったくり値段で並ぶ商品の、特に値が高い物ばかりを見るクリスに、店主の顔色はどんどん悪くなっていく。

「じょ、冗談だろう?」

「何が冗談なんですか? あそこまで大見得を切ったんです。最後まで自分の言葉に責任を持たないと、今後の信用に関わってしまいますよ?」

 周囲に集まっていた野次馬に聞こえるように、殊更大きな声でクリスが言うと、店主は真っ青な顔で視線をさまよわせる。しかし、すぐに観念したように肩を落とすと、露店を畳むのであった。




「主は悪辣ですね」

 先程の露店の店主を役場に押し付けた後、また見回りに戻ったクリスに向かってフウリが言う。

「いやいや、仕方ないだろ。ぐずる商人はなるべく派手に懲らしめろ、っていうのが依頼内容に含まれてるんだから」

「周囲の商人への警告になりますからね」

 心外だと言わんばかりのクリスに対して、フウリは澄まし顔で答える。

「分かってるなら悪辣とか言わないでよ!」

「すみません、仕事に忠実な主様。お詫びに、休憩がてら昼食でも……」

 クリスの抗議に素直に謝罪したフウリは、肩にかけていたいつもより幾分か大きな荷物を両手で持って、顔を赤らめつつもどこか嬉しそうに言葉を続けようとした。

 しかし、巡回経路の先に人だかりが出来ていることに二人同時に気づく。

「ん?」

「……騒がしいですね」

 言葉を邪魔されたフウリは、不機嫌そうに騒動を見やる。

「おおう。仕事だな、行くかぁ」

 仕事に忠実なクリスは野次馬に近寄ると、それを掻き分けて中心に突貫する。

 そこには、武装した冒険者らしき大男が四人、無残な姿で転がっていた。

 そして、一人だけ立っている者がいた。

「なにやってんだ、おっさん」

 ベアードである。

「お! クリスじゃねぇか!」

 目の前に転がる大男たちの処理をどうするか、悩んでいたベアードは、クリスの出現を喜んだ。

 しかしクリスは、この騒動の犯人であろうベアードに食ってかかる。

「暢気に挨拶してんじゃねぇよ! なんだ、この惨状は!」

「いやぁ、こいつらに絡まれたまでは良かったんだが、ちと加減がな」

 照れたように自身の後頭部を掻く竜人、片目を瞑って茶目っ気を演出した。

 しかし、いくら可愛い仕草をしても、外見はごついおっさんである。クリスは、さめた目を向ける。

 野次馬たちは、気が気でない。いくら仲がよさそうでも、人間の青年と竜人である。しかもその竜人は、直前に大男四人を何でもないかのようにぶちのめしている。機嫌次第で何が起こ

るか分からないと考えたのだ。

 そんな周囲の心配を他所に、クリスはずんずんとベアードとの間合いを詰める。

「おい、馬鹿なのおっさん? 脳まで筋肉になってんの?」

 人間の青年が竜人に暴言を吐く。その瞬間、周囲の野次馬は青年も地面に転がることを予感した。思わず目を閉じる者までいたが、彼らの予想を裏切られる。

「すまんすまん、この通り」

 両手を合わせ頭を下げるベアードを前に、クリスはため息を吐く。

 軽い調子ではあるが、竜人が青年に謝罪する姿に、野次馬たちは呆気にとられ、思考能力を奪われる。

 当の二人は、回りの様子にまったく気づかず話を進める。

「はぁ……で、心当たりあるの?」

「いんや、まったく。まぁ、俺くらいになると不意打ちでも何でもして、倒して名を上げたいって連中もしょっちゅう来るしなぁ」

 実際は職業が職業なだけに、かなりの恨みを買っているはずなのだが、ベアードはそれをおくびにも出さずぬけぬけと自身の潔白を詐称する。

 クリスは、眼前の物騒な竜人を胡散臭そうに見ると、次いで転がっている男達を爪先で軽く触れる。

「そりゃ大変なことで。とりあえず……うん、生きてるみたいだな」

「おう、よかったよかった」

 苦悶に満ちた顔で唸る男達に、ベアードは面倒にならずに済むと安心する。

「何がよかったのですか、ベアード?」

「うお!? ど、どうした、フウリの嬢ちゃん?」

 いつもあまり表情を動かさない、見慣れたはずのフウリから、何故か寒気を感じたベアードは、恐る恐る尋ねた。

 しかし、フウリはばっさり斬り捨てる。

「いえ、別に。さっさとそれらを引渡しに行ったらどうですか」

 フウリは、不機嫌を隠さずにまるで虫でも追い払うような感じである。

「一応俺もついて行かないと」

 一方仕事に忠実なクリスは、ご機嫌斜めなフウリのことを考えつつも、職務を全うするため同行を申し出る。

「おい、無言で睨むのやめてくれ。首筋を這うように冷たい風が吹いてて、割と洒落にならん雰囲気なんだが……」

 フウリからの圧力に、ベアードは戦々恐々とする。

「なんのことやら。さぁ、早く行きましょう、主」

「あいよ」

「おい、クリスよ、俺の首の心配をしてくれ」

 クリスに助けを求めるベアード、その瞳から必死さが伝わってくる。

「仕方ないな」

 クリスは、ベアードの技量ならば騒ぎを上手く回避することもできたであろうことを考え、仕方ないという結論に達していた。致命的に間が悪かったのだ。 

 しかし、フウリの機嫌が悪いのも考え物だと思い、声をかけておくことにする。

「フウリ」

「なんですか、主」

 呼ばれて振り向いたフウリは、クリスと向かい会う形になる。

「あー、後で中央の広場は……落ち着かないから、どっか景色のいいところで休憩しようか。その、大きな荷物の中身も楽しみだし」

「いいですね、さすが主です」

 クリスが頭を掻きながら気恥ずかしそうに提案すると、フウリは一転してとても嬉しそうに返事をした。

 荷物の中身は、フウリお手製の弁当である。いつもは屋台で済ませているのだが、別行動のフィリスの弁当を作るついでに自分達のも作ったのだ。

「お、んじゃ俺も一緒に……」

 話を聞いていたベアードが、空気を読まずに発言するが、言い終わる前に強制的に黙らせられる。

「お、おい!? 今、鋭い音が俺の首横を!?」

「自然とは怖いものですね、ベアード?」

「明らかに作為的だったぞ!?」

「黙りなさい。次も大自然の慈悲があるとは限りませんよ」

 フウリがそう言うと、さすがのベアードも黙る他ない。

「おお、あのおっさんを完璧に黙らせるとは……」

 クリスは妙なところで感心しつつ、仕事を全うするのであった。

 その後、小さく静かな公園で、仲睦まじく寄り添う魔法使いと精霊の姿が目撃されたとか……。
最近のいろいろは活動報告に書いておきます。
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