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【芸能・社会】桑田ワールド全開55曲熱唱 昭和八十八年度ひとり紅白歌合戦2013年12月5日 紙面から
サザンオールスターズの桑田佳祐(57)が4日、横浜市のパシフィコ横浜で、「AAA(Act Against AIDS)」の支援コンサート「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」の最終日を迎えた。昭和歌謡をベースに、槙原敬之やいきものがかりら現代に至るまで全55曲を4時間近く熱唱。前半はじっくり聴かせ、後半は一転、フライングを見せたり、アイドルポップスをロックに、さらにはレディ・ガガならぬジジイ・ガガで圧巻のステージを見せつけた。サザンのメンバーもザ・ドリフターズにふんして登場するサプライズも。ひときわ華やかなショーに約5000人が酔いしれた。 桑田によるAAAコンサートは4年ぶり。今年は2008年に初挑戦し、好評を博した「ひとり紅白歌合戦」の第2弾として約200曲の候補をリストアップ。5年ぶりに挑むひとり紅白は、桑田のエンターテイナーぶりをさらに深化させた内容だった。 管弦楽器を含む大所帯の生バンドをステージの両サイドに従え、意気揚々とあいさつした桑田は、前半は、原曲に忠実なアレンジで自分の血肉になった昭和歌謡を切々と歌い上げた。 33曲目。前回同様「内山田洋とクールファイブ」では、桑田が映像で“ヅラ山田洋”らひとり6役を熱演。また、沢田研二の「TOKIO」では、おなじみのパラシュートを背負い、フライング(空中遊泳)に挑戦、バリバリのロックに仕立てた。 「時空を超えた異色対決」では、桑田の「8時だョ」の掛け声にファンが「全員集合!!」と答えると、法被を着た原由子(56)らほかのサザンのメンバー4人がサプライズで登場。寸劇で盛り上げながら「ドリフのビバノン節」などのメドレーを全員で息ぴったりに披露した。 本編の最後には、東京五輪開催決定のニュースに大喜びし、久々に下半身に血がみなぎったという入院中の90歳の老人“ジジイ・ガガ”にふんした桑田が登場。下着姿のナース風美女を引き連れ、本家レディー・ガガの「Born This Way」を日本語のオリジナル歌詞を取り入れて歌い、三波春夫さんらが歌った「東京五輪音頭」を途中に挟む心憎い演出で楽しませた。 アンコールでは、今年死去した「それいけ!アンパンマン」作者のやなせたかしさんと、島倉千代子さんを追悼。故人の映像をバックに、それぞれの楽曲を歌った。 圧巻は紅組のトリを飾った美空ひばりさんの「川の流れのように」だった。88年に美空さんが東京ドームで開催した「不死鳥コンサート」の衣装さながらに、高さ3メートルのステージ上に登場した桑田は、さらに3メートルせり上がると、小林幸子に負けじとばかりに、幅15メートルに渡って“羽根”を広げ、巨大な不死鳥に変身。ファンの度肝を抜いた。 5年前と同じく、大トリは“紅白組”の和田アキ男。会場の爆笑の中、「笑って許して」をパワフルに歌い上げた。 最後にサザンのメンバー全員がステージに集結。桑田は「また来年、こうして全員でお会いできることを心より楽しみにしています」とファンとの再会を誓った。 この日の模様は、8日午後9時からWOWOWで全曲放送される。 PR情報
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