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【プロ野球】

大竹 背番号と同じ「17」勝を約束

2013年12月5日 紙面から

入団記者会見で巨人のユニホームに袖を通し、笑顔で原監督(左)とグータッチする大竹=東京都内のホテルで(中西祥子撮影)

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 広島からフリーエージェント(FA)宣言し、巨人入団が決まった大竹寛投手(30)が4日、東京都内のホテルで入団会見を開いた。真新しい背番号17のユニホームに袖を通した右腕は、同席した原辰徳監督に、来季は背番号と同じ17勝を挙げることを約束。先発ローテの一角として日本一奪回の原動力となることを誓っていた。

 堂々と決意を語った。皇居をのぞむホテルで開かれた大竹の入団会見。故郷の関東に戻ってきた心は闘志で満ちあふれていた。横に座った原監督に「15勝を期待したい」とノルマを課された大竹。間髪入れることなく、こう応じた。

 「背番号ぐらい勝てるように頑張ります」。これには百戦錬磨の原監督も「心強い!!」と満面の笑みをこぼしたほどだ。胸にあるのは巨人の日本一奪回に全力を尽くすことのみ。「幸せです」と入団の感想を語った大竹は早速、原監督とグータッチを交わした。

 埼玉生まれで、テレビで見たのは巨人戦。生まれて初めてプロ野球を観戦したのも東京ドームだった。憧れのチームと契約を交わし、晴れて一員に加わることができた。プレッシャーは感じるが、楽しみでもある。

 「優勝の力になれるよう精いっぱい野球人生を歩みたい」。頼もしい抱負が口を突いた。

 強いチームでの激しい競争は覚悟している。しかし、投球スタイルを変える気はない。調子が良くても悪くても、粘り強い投球を続けていく。先発ローテを1年間守っていく。この2つが自らに課しているノルマ。目標を成し遂げた時には、指揮官との約束は果たせると信じている。

 意識するのは広島戦。好投が古巣への恩返しと考える。「カープだけには絶対に勝ちたい。ぶざまな姿を見せたくない」。巨人のために全力を尽くす。大竹の心はすでに新天地での活躍に飛んでいた。 (川越亮太)

 

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