新入札制度で基本合意　大リーグと日本野球機構

　日本野球機構（ＮＰＢ）と米大リーグ機構（ＭＬＢ）側との協議が難航していた新しいポスティングシステム（入札制度）が基本合意に達したことが５日、分かった。入札額の上限を２千万ドル（約２０億円）に抑える案でまとまったとみられ、今後、日米で細部を詰めて正式に締結する。成立すれば、動向が注目されている楽天の田中将大投手が今オフに移籍することが可能になる。

　ＮＰＢの井原敦事務局長は「文案の調整に入った。ＭＬＢとＮＰＢでお互いに機関決定してサインできれば」と説明した。