背番号２２のユニフォームに袖を通し、フォトセッションに応じる呉昇桓（左）と中村勝広ＧＭ＝韓国・ソウル市内のホテル(撮影・中川春佳)【拡大】
★呉昇桓の今後
阪神との調印式を終えた呉昇桓は、１０日に来日。１１日には和田監督や投手コーチら、首脳陣とさっそく会談する予定だ。さらに１３日には、大阪市内のホテルで入団発表を行う。その後は一度、韓国に帰国し、自主トレの地・グアムへ入る予定となっている。
★メディア計１２０人
ソウル市内の高級ホテルで行われた調印式には、日本から２０人、韓国から１００人と、計１２０人のメディアが殺到。テレビカメラも１２台がズラリと並んだ。午後３時に韓国シリーズにおいての呉昇桓のビデオが上映された後に、呉本人と中村ＧＭが登壇した。お互いにサインした契約書を交換し、がっちりと握手を交わすと、報道カメラのシャッター音と拍手が場内に響いた。
呉昇桓（オ・スンファン）という男
★生まれ １９８２年７月１５日、韓国生まれ、３１歳。独身。 ★サイズ １メートル７８、９２キロ。右投げ右打ち。投手 ★球歴 檀国大学校（たんぐぐ・だいがっこう）からサムスンに入団。１年目の２００５年から抑えとして活躍し、新人王、韓国シリーズＭＶＰ。通算４４４試合登板、２８勝１３敗２７７セーブ、防御率１・６９。セーブ王５度。０６、１１年の４７セーブはアジア記録。０８年北京五輪、０６年、０９年、１３年ＷＢＣ韓国代表 ★契約 阪神と２年総額８億５０００万円で契約（来季年俸は３億円。契約金、移籍金など２億５０００万円） ★球種 最速１５７キロの直球と、切れ味抜群のスライダー ★ニックネーム 球威抜群の速球から「石直球」。マウンドでの威圧感たっぷりのポーカーフェースから「石仏」 ★無口？ 合意した１１月２２日、呉昇桓と会食した中村ＧＭは「人を寄せつけないオーラがある。無口だが勝ち気で芯の強さを感じた」と印象を語った。さらに焼き肉はあまり食べず、酒も控えていたと証言 ★メジャー願望も！？ １１月２３日付の中央日報（電子版）で「阪神での２年という時間が新たな契機になるだろう」と将来のメジャー挑戦の可能性も示唆した
（紙面から）
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