2013.12.5 05:06(3/4ページ)

セーブ王獲る!呉昇桓、G倒&日本一宣言「全面勝負をしたい」

阪神と2年契約で調印式を行った呉昇桓=韓国・ソウル市内のホテル(撮影・中川春佳)

阪神と2年契約で調印式を行った呉昇桓=韓国・ソウル市内のホテル(撮影・中川春佳)【拡大】

 2006-10年まで巨人でプレーした同僚からG打線情報を入手。「伝統の一戦」の重みも敵の強さも承知の上で「真っ向勝負」を宣言した。G斬りで日本の頂点へ。歩むVルートは明確だ。

 さらに「セーブの個人タイトルを獲れたら、チームもいい成績が残ると思うので欲は出したい。(日本記録の)セーブ数が46を超えたとなれば、阪神もいい成績を残すと思う」と宣言。個人記録もフォア・ザ・チーム。日本新記録樹立&セーブ王を明確な目標として掲げると、フル回転へ並々ならぬ意欲を語った。

 「(韓国でも)最大4イニングを投げたし、それ以上も投げる自信がある。連投もチームが必要なときに、いつでも投げられるのが抑えのポジション。1週間に6ゲームあれば、6ゲーム全部投げる準備をする」

 これぞ、韓国最多277セーブを挙げた男の力源だ。チームが求めればイニングまたぎでも連投でも、首を横に振ることはない。スーツ越しにも伝わる筋骨隆々の“韓国最強守護神”。藤川球児(カブス)の跡を継ぎ、背番号「22」に袖を通したその右腕の先に、9年ぶりの優勝、そして1985年以来の日本一が見えた。

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