NTTコムウェア

COMWARE's Solutions-4 イメージベースAR

"写真が動き出す!"現実と仮想空間が融合した新感覚の映像体験

 AR(Augmented Reality:拡張現実感)は、カメラや動画などを介した実風景に、動画や音声などの情報を重ね合わせて表示するなど、ICTを活用して現実世界を拡張する技術のことです。中でもNTTコムウェアの『イメージベースAR』では、新聞に掲載された写真や雑誌の表紙、街角のポスターなどをスマートフォンで撮影すると、撮った写真の実風景の中で、その画像だけがイキイキと動き出す驚きに満ちた映像世界が現れます。
 この『イメージベースAR』は、研究開発部で独自に開発した画像認識技術をベースとし、写真やイラストなどの静止画そのものをマーカとして認識する画像認識型のARです。スマートフォンにインストールしたARアプリケーションで写真を撮影すると、その画像をキーとしてサーバ側で画像認識を行い、サーバ上のコンテンツ群と照合され、関連する動画が撮影した写真の形に合わせて再生されます。斜めから撮影して写真がゆがんでいたり、写真の一部が欠けていたりしても、その形のまま動画が再生されるため、あたかも目の前の写真が動きだしたかのような感覚を得ることができます。
 これまでのARと異なり、QRコードなどの特別なマーカが不要なため、すでに印刷済みのパンフレットなどにも適用が可能であり、また写真と動画があればすぐに利用することができるため、広告・プロモーションや観光、アーカイブ映像を利用した教育教材など、さまざまな利用シーンが期待されています。

イメージベースAR

クラウドサービスの提供も開始、さらなるサービス拡充を図る

『イメージベースAR』は、小樽エリアでの観光情報提供システムや、テレビドラマや映画のプロモーションに採用され、実際に利用した方々からは大きな反響をいただきました。2011年9月より『SmartCloud(スマートクラウド) イメージベースAR』のサービスも開始し、今後もさまざまな分野での利用拡大に向けてサービスの拡充を行っていきます。

NTTビジネス推進本部 ビジネス企画部 スペシャリスト 兵藤 雄二
NTTビジネス推進本部
ビジネス企画部
スペシャリスト
兵藤 雄二