佐藤雄平福島県知事は3日、福島第1原発事故の避難区域が集中する同県双葉郡8町村で設立する県立中高一貫校を同郡広野町に設ける考えを示した。県議会12月定例会で述べた。
佐藤知事は「大学進学を目指す生徒、職業人やトップアスリートを志す生徒らの幅広いニーズに応える魅力的な学校にしたい。開校後も新たな施設、設備を整備し、関係機関と連携して充実させたい」と述べた。
2015年4月の開校を目指す。高校は学区外の中学校からも受験できる併設型で中学校は1学年80人、高校は120人。原発事故で分散避難する双葉郡の子どもを呼び寄せる拠点として県双葉地区教育長会が同郡への設置を求めていた。