オリックス・八木智哉投手(30)が4日、神戸市内で予定されていた契約更改交渉をすっぽかした。八木が9日と勘違いしていたようで、結局9日に改めて行われることに。交渉役の横田昭作球団本部長補佐(53)もあきれ顔で、0勝2敗に終わった成績以上の減俸は免れない!?
この日午後に予定されていた八木の契約更改交渉。通常、選手が到着するのは開始時刻の約30分前。しかし、待てど暮らせど八木は現れない。心配したマネジャーが連絡したところ、神戸から東に430キロ離れた東京都内の自宅にいることが判明。なぜか4日を9日と勘違いしていたようで、この日の契約更改はお流れになった。
横田球団本部長補佐は「何を見て間違ったか知らんけど。何しとんねんって感じやね」と開いた口がふさがらないといった表情。八木からはその後、同じく交渉役の中村管理部長に謝罪の電話が入ったという。ペナルティーの即決はなかったが「来たときにしっかり話を聞かないと」と“厳罰”に含みも持たせた。
八木 智哉(やぎ・ともや)
1983(昭和58)年11月7日生まれ、30歳。神奈川県出身。山梨・日本航空高から創価大を経て、2006年大学生・社会人ドラフト希望枠で日本ハム入団。同年、12勝を挙げ新人王。左肩痛などで低迷したが09年に9勝。今年1月にトレードでオリックスへ移籍した。通算成績は91試合に登板、34勝28敗、防御率3.61。1メートル81、78キロ。左投げ左打ち。既婚。今季年俸2400万円。背番号27。
(紙面から)