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元大関・増位山太志郎「土俵で歌いたい」74年ヒット曲続編

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チアリーダーの声援に応える増位山太志郎

 先月、日本相撲協会を定年退職した元大関で歌手の増位山太志郎(65)が4日、都内で新曲「夕子のお店」の出陣式を行った。

 1974年に大ヒットした「そんな夕子にほれました」の続編で、「娘の生まれた年なのでちょうど39年前ですが、歌の背景は10年後という設定。そうしないと夕子さんが老けちゃうからね」。国学院大の応援団とチアリーダーの声援を受けて甘い歌声を披露し「これからは歌一本で頑張る。相撲では大関止まりでしたが、歌の世界では横綱を目指します!」とガッツポーズを見せた。

 先月の九州場所をもって協会を引退し、三保ケ関部屋を閉鎖したが「あとは後輩たちが興してくれると思う」。今後は歌手として地方も巡業する覚悟で「土俵の上で歌う? そういう話が来るように頑張ります!」と闘志を燃やしていた。

 ◆増位山 太志郎(ますいやま・たいしろう)本名・澤田昇。1948年11月16日、兵庫県生まれ。65歳。先代の増位山の長男として生まれ、67年初場所で初土俵。80年1月に大関に昇進したが、81年春に引退。引退後は父から三保ケ関部屋を継承し、元大関・把瑠都、元小結・浜ノ嶋らを育てた。74年に歌手デビューし「そんな夕子にほれました」「そんな女のひとりごと」が大ヒットした。

[2013/12/5-06:02 スポーツ報知]


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