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桑田佳祐、5年ぶり「ひとり紅白」4時間55曲“熱Show”

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 サザンオールスターズの桑田佳祐(57)が4日、パシフィコ横浜で「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」を行った。エイズ予防を呼びかけるAAA(Act Against AIDS)活動の一環で、「ひとり紅白」は5年ぶり。美空ひばりさんら日本を代表する歌手から、レディー・ガガをまねたジジイ・ガガ、和田アキ男などパロディーまで。5000人を笑いの渦に巻き込んだ。

 桑田が古今東西、老若男女、さらに国籍まで超えてハッスルした。

 幕が開けてスーツ姿の桑田が登場すると、満員の観客席はいきなり総立ち。1曲目の「東京ラプソディ」で「楽し都~♪」と歌うとファンも「み・や・こ!!」とノリノリで大合唱。桑田も「皆さん元気ですか!! ライブビューイングで北は北方領土、南は尖閣諸島まで見てますからね」と冗談を飛ばした。

 この日は1936年、藤山一郎の「東京―」から、自身が今年3月にリリースした「おいしい秘密」まで、各年代の名曲の中から55曲をチョイス。1人で紅組、白組に分かれて熱唱した。48曲目、老人の格好で登場したのは、レディー・ガガならぬジジイ・ガガ。また前回、大人気だった和田アキ男も再登場。ドリフターズメドレーでは、ドリフのメンバーにふんしたサザンのメンバーも出演した。

 AAAはエイズについての知識を広める啓発活動。始まりの93年から携わる桑田も、先進国で唯一、感染者が増え続けている日本の現状に警鐘を鳴らしてきた。毎年のように独自のイベントを行い、収益を啓発活動に役立てている。08年の「昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦」でも1人で紅組、白組に分かれて61曲を歌い切った。

 35周年を迎えた今年、サザンとしての活動を再開。8月から9月までの全国ツアーで、9公演35万人を動員した。その後、9月に2020年の東京五輪決定に元気付けられ、5年ぶりの“歌合戦”開催を決意。今年は例年の年越しライブや、実際の紅白歌合戦の予定もなく、10月からひたすらこのイベントの企画、リハーサルに打ち込んできた。

 歌うこと約4時間。最後はサザンのメンバー全員が登場し「今年はサザンがお世話になりました」とあいさつ。4日間の「ひとり紅白」を締めくくった。

[2013/12/5-06:04 スポーツ報知]


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