英国の人気ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」が8年ぶり6度目の来日公演を行うことが4日、発表された。来年2月26日、3月4、6日に東京ドームで3公演を実施し、15万人を動員予定。ポール・マッカートニー(71)が11月に11年ぶりの日本ツアーを行い、来年2月にはエリック・クラプトン(68)がライブを行う予定で、大物アーティストが立て続けに来日。ストーンズは平均年齢69・3歳の4人組だけに、最後の日本公演となる可能性もある。
今年デビュー50周年を迎えたモンスターバンドが8年ぶりに来日する。アジアやオセアニアを回るツアーの一環で、「14 オン・ファイアー ジャパン・ツアー」と題して東京ドームで3公演を予定している。
ミック・ジャガー(70)は「来年、東京に戻れるのが待ちきれないよ。もうすぐファンの前でみんなの聴きたい曲をすべて披露するのが楽しみだ」とコメント。キース・リチャーズ(69)も「俺にとって、ステージに立っている瞬間が世界で一番好きなんだ。日本のみんな、心して待っていてくれよ。ミック、チャーリー、ロニー、俺、その他の仲間が日本を最高に盛り上げるからな。列車は既に走り出している…もうすぐ行くから、日本で会おうぜ!」とやる気満々だ。
今年7月13日にロンドンのハイドパークで行ったコンサートでは、還暦をとっくに超えているとは思えないエネルギッシュなステージを展開。「Jumpin’ Jack Flash」や「(I Can’t Get No) Satisfaction」などヒット曲ばかり19曲を披露した。1969~74年にバンドに在籍し、黄金期を支えたミック・テイラー(64)がゲストとして登場。6万人のファンは大興奮だった。日本公演も同様の構成になりそうで、ミック・テイラーも参加するという。
3公演で15万人を動員予定。ステージから伸びる約40メートルの花道を囲む「GC(ゴールデン・サークル)席」が各回約500席用意される。8万円と高価だが、客席と花道の距離は2~4メートル。間近でメンバーを見られる超プレミアムシートになる。
11月のポールの東京ドーム公演は、3公演15万人分のチケットに対して35万人の応募が殺到した。ストーンズも年齢的に最後の来日となる可能性があり、ポールに匹敵する倍率となりそうだ。
◆ザ・ローリング・ストーンズ 1962年、ロンドンで結成。63年にシングル「カム・オン」でデビュー。65年、「サティスファクション」が初の全米1位を獲得。数回のメンバー交代を経て、現在はボーカルのミック・ジャガー(70)、ギターのキース・リチャーズ(69)、ドラムのチャーリー・ワッツ(72)、ギターのロニー・ウッド(66)の4人組。
[2013/12/5-06:05 スポーツ報知]