2013年10月3日(木)
PS3『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST』の見どころに迫る!Part1
アーケードで大人気の『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』シリーズの最新作である、『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST(エクストリームバーサス フルブースト)』。期待の高まるPS3版の魅力と見どころを、プロデューサーのお二方に直撃取材!
■カッコイイ「ガンダム」の表現を目指しました
──『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST(以下、フルブースト)』のコンセプトについて教えてください。
大久保人さん(以下、大久保):前作の『機動戦士ガンダム EXTREME VS.(以下、エクストリームバーサス)』は「極限進化」というキャッチコピーで、今までの『機動戦士ガンダム VS.』シリーズを継承しつつ更なる進化を遂げた新しい作品としてリリースさせていただきました。
今回の『フルブースト』は「極限進化は加速する」という新たなキャッチコピーで、『エクストリームバーサス』の内容をベースに、システム、ボリューム、遊びやすさなど、あらゆる部分の完成度をアップした製品というのをコンセプトとさせていただいております。
――操作やシステムについて『エクストリームバーサス』から変更された部分はありますか?
小菅寛史さん(以下、小菅):2 on 2の対戦方式や戦力ゲージによる勝敗の決定方法、それにレバーと射撃、格闘、ジャンプ、ターゲット切替えの4つのボタンで行う操作など、シリーズの根幹となる部分には手を加えていません。それらを踏襲していることで、これまでプレイしていただいているユーザーさんも安心して楽しめると思います。
それに加えて新しい機体を追加していますし、前作にあった一定時間機体がパワーアップする「エクストリームバースト」というシステムは、今回の『フルブースト』では「アサルトバースト」と「ブラストバースト」の2種類から選択できるようになりました。あとは必殺技ともいえる「バーストアタック」ですね。前作では一部の機体でしか使えませんでしたが、今回はすべての機体に用意してあります。
――アーケード版をプレイしているユーザーの年齢層について、どのように把握されていますでしょうか?
大久保:高校生と大学生がメインで、中学生もちょっといるというイメージでしょうか。社会人の方もいらっしゃいますが、社会人ともなると今まで一緒にプレイしていた仲間とどうしても時間を合わせにくくなるのでプレイ傾向としては少なめですね。遊び方としてはコミュニケーションツールとして使われている場合が多いようです。『フルブースト』をプレイして、戦い方を一緒に研究するような感じで。
あと、これは開発当初のコンセプトにもかかわることですが、アーケード版をプレイする若い世代のユーザーさんは好きなアニメだから、というよりも基本的に友だちと遊ぶツールで、カッコイイから、ゲームとして楽しいから遊んでいるんですよ。なのでユーザーさんを見ていますと、渋谷とか新宿とか普通に歩いている若い子たちがワイワイ言いながらプレイしている印象が強いですね。
そういったことも踏まえて『エクストリームバーサス』を開発したときには、なるべくアニメのイメージを踏襲しつつも、カッコイイ「ガンダム」のアクションゲームを作ろうというのが根幹のコンセプトでした。いまの若い子たちが見てカッコイイ、キラキラしたような「ガンダム」のゲーム。ユーザーさんたちの感覚としては、ある意味、カッコイイ車にひかれるものと似ているかもしれませんね。