2008.07.16 Wednesday
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2004年4月、某大学医学部看護学科に敢えて1年次から入学した“ある男”です。「ある男の看護学」とは、要するに「内側から見た看護学・看護教育」という意味です。「オヤジ」は、看護の世界では少数民族です。「社会人経験者」という意味でも、「男」という意味でも日陰者の“ある男”が送る学生生活。波風立たないはずがない。面白くもあり、悲しくもある学生生活。ネットを通じた広いお付き合いから分かったことですが、看護教育ってすごくクセがあります。看護大学受験をお考えの方は、やっぱし一度は自分の目で見ておいた方がいいです。この大学の情報を参考にされたい方はメールください。アドレスは「より広いコミュニケーションを求めて」というカテゴリーに晒しています。
● 自己紹介
● 日記の分類−目次−
- 【掲示板の】おたよりのコーナー【代わり】 (1)
- 看護師の専門性 (176)
- 看護学と国際化 (24)
- 看護学とフェミニズム (3)
- この学校はヤメとけ (79)
- 今日のワン切り (6)
- より広いコミュニケーションを求めて (1)
- リードメールなどへの登録 (5)
● 最近の日記
- 管理と人権の狭間 (06/05)
● 過去の日記【月別】
- July 2008 (2)
- May 2008 (7)
- April 2007 (1)
- March 2007 (14)
- February 2007 (1)
- January 2007 (3)
- December 2006 (14)
- November 2006 (16)
- October 2006 (13)
- September 2006 (13)
- August 2006 (19)
- July 2006 (21)
- June 2006 (17)
- May 2006 (13)
- April 2006 (19)
- March 2006 (8)
- February 2006 (20)
- January 2006 (12)
- December 2005 (13)
- November 2005 (12)
- October 2005 (22)
- September 2005 (22)
- August 2005 (21)
- July 2005 (17)
- June 2005 (19)
- May 2005 (21)
- April 2005 (26)
- March 2005 (32)
- February 2005 (27)
- January 2005 (34)
- December 2004 (39)
- November 2004 (41)
- October 2004 (47)
- September 2004 (40)
- August 2004 (12)
● 最近のコメント
- 温罨法とは何か？看護技術とは何か？
⇒ つっち (10/20) - 「うつぶせ療法」が話題になってるんすか？
⇒ おおぬき (09/14) - “授業中にガムを噛まない”という倫理観
⇒ 最後の最後で態度点が… (07/17) - 日本看護協会＝自民党ってことですかね。
⇒ ビンビン (04/20) - 「完全看護」と家族の付き添い（今日は単なるお休み）
⇒ 男 (10/29) - 医学博士に気をつけろ！
⇒ くどい (01/04) - 仏教を通じた看護に興味がある
⇒ takanaka (10/30) - より広いコミュニケーションを求めて
⇒ カナ (08/27) - より広いコミュニケーションを求めて
⇒ 某ドカタ (04/01) - より広いコミュニケーションを求めて
⇒ リンデル (01/13)
● 最近のトラックバック
- 大学病院に看護師が集まっている？
⇒ 銀座カラー脱毛口コミ (07/29) - 【そんな】看護実習に期待かけすぎ！【無茶な】
⇒ 高収入アルバイト転職求人 (04/23) - 労働基準法に照らせば病棟は違法の巣窟
⇒ 松浦亜弥がヘアヌード写真集 子宮内膜症 (09/01) - 人工呼吸器はずし殺人、立件は困難と判断 富山県警
⇒ 一番厳しい処罰を自分に与えた！島田伸助 吉本 芸能界 引退！女性の噂！上原美優が？ (08/24) - 労働基準法に照らせば病棟は違法の巣窟
⇒ ＡＫＢ４８と同棲！ボイス部屋が登場 (08/14) - 人工呼吸器はずし殺人、立件は困難と判断 富山県警
⇒ 【乳首】 由美かおる入浴シーンでモロ乳首 【水戸黄門】 (05/13) - 人工呼吸器はずし殺人、立件は困難と判断 富山県警
⇒ ガリガリ (02/22) - 人工呼吸器はずし殺人、立件は困難と判断 富山県警
⇒ 国際派 (02/15) - 人工呼吸器はずし殺人、立件は困難と判断 富山県警
⇒ 大岩井 (02/09) - 人工呼吸器はずし殺人、立件は困難と判断 富山県警
⇒ キングダム (02/05)
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● その他
2005.06.05 Sunday
管理と人権の狭間
＝＝＝以下新聞記事＝＝＝
入院の男が患者刺殺 愛知・東郷町の病院
三日午前零時二十五分ごろ、愛知県東郷町諸輪北木戸西の和合病院（医療法人和合会経営、佐藤寛一院長）から「入院患者が他の患者を殺した」と一一〇番通報があった。到着した愛知署員に対し、患者の男（５５）が「自分が殺した」と認めたため、同署は殺人容疑で逮捕した。
調べでは、男は二日午後十一時四十分ごろ、隣の病室に入院する別の男性患者（４０）の後頭部を金づちで数回殴った上、包丁で首や腹部を何度も刺して殺害した疑い。男は自分で宿直の看護師に「隣室の患者の様子がおかしい」と告げ、看護師がベッドで血まみれになっている男性を見つけた。
同病院は内科、精神科、神経科が専門で、現在はほぼ満床の五百人あまりが入院。男はアルコール幻覚症で一九九五年六月から入院し、現在はＡ棟三階の二人部屋にいた。被害者の男性は精神衰弱の症状で、昨年八月から隣の六人部屋に入院していた。
病院によると、男は酒を飲むと幻聴や妄想に襲われる症状だったが、最近は改善し「ふつうの判断ができる状態だった」という。ただ性格的に粗暴な面があったといい、今年一月にも被害者の男性に暴行を加える騒ぎを起こしていた。
男は犯行直後、病院の職員に対し「先月末に外出を許可された際に、金づちや包丁を購入し、下着の中に隠して持ち込んだ」と話したという。
同病院では一九九六年六月にも、患者が別の患者を絞殺する事件があった。岩崎修士管理部長は「前回の事件後、『管理』と『人権』とのはざまで甘くなってしまった部分があった」としている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050603
/eve_____sya_____012.shtml
＝＝＝以下もう一つの新聞記事＝＝＝
病棟へ凶器持ち込み…アルコール幻覚症で隣室患者惨殺
アルコール幻覚症で入院中の男（５５）が隣室の男性患者（４０）の頭をハンマーで殴ったうえ、腹を包丁で刺すという惨殺事件が愛知県にある総合病院の精神科病棟で起きた。男は血まみれでナースステーションに「隣室の様子がおかしい」と知らせる異様さだった。病棟への凶器持ち込み、そして殺人。病院側は「人権と管理のはざまで起きた事故」と衝撃を隠していない。
◇
入院患者による惨殺事件が起きたのは、愛知県東郷町の和合病院（佐藤寛一院長）の精神病棟。
愛知署調べでは、２日午後１１時４０分ごろ、隣の男性患者（４０）の病室に侵入、頭をハンマーで殴ったほか、腹部などを包丁で刺して殺した疑い。
殺害後、返り血を浴びた姿で同じ階のナースステーションを訪れ「隣室の様子がおかしい」などと説明。驚いた男性看護師が病室に駆け付けると、男性患者が血まみれで倒れており、約１時間後に死亡。男は「自分が刺した」と話したため、３日午前２時に殺人容疑で逮捕した。
同病院は昭和５０年創立で、精神科を中心とする総合病院。「（男に）変わった様子はなく、被害者との間でトラブルが起きたとも聞いていない。（今回の事件は）職員も予測できなかった」と戸惑う。しかし、凶器のハンマーと包丁は男が外から持ち込んだとみられ、病院は持ち込みを見過ごした可能性が高い。
男は平成７年から入院したが「症状の改善がみられた」として、現在は強制の「措置入院」ではなく、自分で決める「任意入院」になっていた。
任意入院になると、医師が許可すれば外出や外泊はＯＫ。この１週間以内にも外出したことがあるといい、病院は「戻った際、下着の中に隠して持ち込んだのでは」と推測する。同署も入手経路の特定を急いでいる。
通常、患者が外出先から戻った際、病院は手荷物の提出を受けて調べ、危険なものがあれば預かる決まり。しかし、身につけた私物は事実上の放置状態。「以前は厳しく調べたのですが、現在は本人のプライバシーを尊重。われわれが私物をひっくり返して点検するわけにはいかない」としたうえで「人権を尊重すると管理が甘くなり、管理を厳しくすると人権がおろそかになる。この挟間で起きた事件」と病院側は指摘する。今後は安全な療養確保のため、患者に私物検査への理解を求めるという。
同病院は、開放性を高めながら患者への偏見をなくそうと、盆踊りや運動会などには地域住民にも参加してもらい、「心の問題」の勉強会も開催。それだけに今回の事件は「重い重いものが体の上に乗った感じ」だという。
■アルコール幻覚症 アルコール依存症が根底にある精神病。福島章・上智大名誉教授は、症状の特徴に幻聴を挙げる。「自分を殺すとか八つ裂きにするとかの話を、第三者が別の人にしているのが聞こえるんです。『お前を殺してやる』という直接的な声を聞く場合もある」。この症状が出ても意識ははっきりしており、迫害妄想から自殺や殺人、放火などの行動に走る場合もあると指摘する。
★患者殺人事件簿
◆平成１６年１２月 東京都墨田区で入院中の男（６０）が包丁で７５歳と８６歳の男性患者を刺殺、女性看護助手（４１）は重体に。逮捕され「肝臓がんで自暴自棄になった」と供述。約１月後に死亡した。
◆１７年１月 福島県本宮町で、精神科に入院中の男（５１）が別の男性患者（５１）を絞殺したとして殺人容疑で逮捕。長期入院で顔見知りだった。
◆同２月 愛知県春日井市で、男（３８）が同室の患者（６４）を殴るけるして殺害。逮捕後「昼寝を邪魔され眠れなかった。いつか殴ってやろうと思っていた」と供述。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200506/
sha2005060401.html
入院の男が患者刺殺 愛知・東郷町の病院
三日午前零時二十五分ごろ、愛知県東郷町諸輪北木戸西の和合病院（医療法人和合会経営、佐藤寛一院長）から「入院患者が他の患者を殺した」と一一〇番通報があった。到着した愛知署員に対し、患者の男（５５）が「自分が殺した」と認めたため、同署は殺人容疑で逮捕した。
調べでは、男は二日午後十一時四十分ごろ、隣の病室に入院する別の男性患者（４０）の後頭部を金づちで数回殴った上、包丁で首や腹部を何度も刺して殺害した疑い。男は自分で宿直の看護師に「隣室の患者の様子がおかしい」と告げ、看護師がベッドで血まみれになっている男性を見つけた。
同病院は内科、精神科、神経科が専門で、現在はほぼ満床の五百人あまりが入院。男はアルコール幻覚症で一九九五年六月から入院し、現在はＡ棟三階の二人部屋にいた。被害者の男性は精神衰弱の症状で、昨年八月から隣の六人部屋に入院していた。
病院によると、男は酒を飲むと幻聴や妄想に襲われる症状だったが、最近は改善し「ふつうの判断ができる状態だった」という。ただ性格的に粗暴な面があったといい、今年一月にも被害者の男性に暴行を加える騒ぎを起こしていた。
男は犯行直後、病院の職員に対し「先月末に外出を許可された際に、金づちや包丁を購入し、下着の中に隠して持ち込んだ」と話したという。
同病院では一九九六年六月にも、患者が別の患者を絞殺する事件があった。岩崎修士管理部長は「前回の事件後、『管理』と『人権』とのはざまで甘くなってしまった部分があった」としている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050603
/eve_____sya_____012.shtml
＝＝＝以下もう一つの新聞記事＝＝＝
病棟へ凶器持ち込み…アルコール幻覚症で隣室患者惨殺
アルコール幻覚症で入院中の男（５５）が隣室の男性患者（４０）の頭をハンマーで殴ったうえ、腹を包丁で刺すという惨殺事件が愛知県にある総合病院の精神科病棟で起きた。男は血まみれでナースステーションに「隣室の様子がおかしい」と知らせる異様さだった。病棟への凶器持ち込み、そして殺人。病院側は「人権と管理のはざまで起きた事故」と衝撃を隠していない。
◇
入院患者による惨殺事件が起きたのは、愛知県東郷町の和合病院（佐藤寛一院長）の精神病棟。
愛知署調べでは、２日午後１１時４０分ごろ、隣の男性患者（４０）の病室に侵入、頭をハンマーで殴ったほか、腹部などを包丁で刺して殺した疑い。
殺害後、返り血を浴びた姿で同じ階のナースステーションを訪れ「隣室の様子がおかしい」などと説明。驚いた男性看護師が病室に駆け付けると、男性患者が血まみれで倒れており、約１時間後に死亡。男は「自分が刺した」と話したため、３日午前２時に殺人容疑で逮捕した。
同病院は昭和５０年創立で、精神科を中心とする総合病院。「（男に）変わった様子はなく、被害者との間でトラブルが起きたとも聞いていない。（今回の事件は）職員も予測できなかった」と戸惑う。しかし、凶器のハンマーと包丁は男が外から持ち込んだとみられ、病院は持ち込みを見過ごした可能性が高い。
男は平成７年から入院したが「症状の改善がみられた」として、現在は強制の「措置入院」ではなく、自分で決める「任意入院」になっていた。
任意入院になると、医師が許可すれば外出や外泊はＯＫ。この１週間以内にも外出したことがあるといい、病院は「戻った際、下着の中に隠して持ち込んだのでは」と推測する。同署も入手経路の特定を急いでいる。
通常、患者が外出先から戻った際、病院は手荷物の提出を受けて調べ、危険なものがあれば預かる決まり。しかし、身につけた私物は事実上の放置状態。「以前は厳しく調べたのですが、現在は本人のプライバシーを尊重。われわれが私物をひっくり返して点検するわけにはいかない」としたうえで「人権を尊重すると管理が甘くなり、管理を厳しくすると人権がおろそかになる。この挟間で起きた事件」と病院側は指摘する。今後は安全な療養確保のため、患者に私物検査への理解を求めるという。
同病院は、開放性を高めながら患者への偏見をなくそうと、盆踊りや運動会などには地域住民にも参加してもらい、「心の問題」の勉強会も開催。それだけに今回の事件は「重い重いものが体の上に乗った感じ」だという。
■アルコール幻覚症 アルコール依存症が根底にある精神病。福島章・上智大名誉教授は、症状の特徴に幻聴を挙げる。「自分を殺すとか八つ裂きにするとかの話を、第三者が別の人にしているのが聞こえるんです。『お前を殺してやる』という直接的な声を聞く場合もある」。この症状が出ても意識ははっきりしており、迫害妄想から自殺や殺人、放火などの行動に走る場合もあると指摘する。
★患者殺人事件簿
◆平成１６年１２月 東京都墨田区で入院中の男（６０）が包丁で７５歳と８６歳の男性患者を刺殺、女性看護助手（４１）は重体に。逮捕され「肝臓がんで自暴自棄になった」と供述。約１月後に死亡した。
◆１７年１月 福島県本宮町で、精神科に入院中の男（５１）が別の男性患者（５１）を絞殺したとして殺人容疑で逮捕。長期入院で顔見知りだった。
◆同２月 愛知県春日井市で、男（３８）が同室の患者（６４）を殴るけるして殺害。逮捕後「昼寝を邪魔され眠れなかった。いつか殴ってやろうと思っていた」と供述。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200506/
sha2005060401.html
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