社会

徳洲会事件 徳田毅議員の姉・母逮捕
(鹿児島県)
医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、地元議員などを買収する資金を提供した疑いがあるとして、東京地検特捜部などは4日、徳田毅衆議院議員の姉と母親ら6人を逮捕した。逮捕者の中には、自民党奄美事務所の事務局長も含まれている。公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、徳田議員の姉のスターン美千代容疑者と徳田議員の母親の徳田秀子容疑者、それに徳洲会の幹部ら4人。スターン容疑者と秀子容疑者は、去年12月の衆議院選挙で、地元議員などを買収するための資金として、裏金6000万円を徳洲会幹部らに提供した疑いが持たれている。関係者によると、このうち2000万円は秀子容疑者が現金で提供したが、秀子容疑者は、「金の使い道は知らなかった」と容疑を否認している。また、今回の逮捕者の中には、自民党奄美事務所の事務局長・山田良一容疑者も含まれている。山田容疑者は去年11月下旬、買収のための資金と知りながら、現金240万円を受け取った疑い。山田容疑者の逮捕を受け自民党県連の鶴田志郎幹事長は、「自民党の関係者ということであれば大変残念な事態」と話した。逮捕された徳洲会の幹部を通じて、地方議員に一部の資金が渡されていた疑いがあることについては、「把握しておらず現在の所コメントできない」と述べた。自民党県連の森山裕会長は、「県連として重く受け止め、各選挙区支部職員の綱紀粛正に一層努力して参る」とコメントしている。
[ 12/4 20:09 KYT鹿児島読売テレビ]