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3日のプロボクシングWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦で判定負けしながら王座を防衛したIBF王者・亀田大毅(24)=亀田=が4日、体調不良を理由に大阪市内での一夜明け会見を欠席した。後日、改めて会見する。2日のルール会議後には、大毅が負けた場合は王座が空位になると日本ボクシングコミッション(JBC)が発表。一方で、亀田陣営は事前にIBFからルール上負けても王座の移動がないと知らされていたことが明らかになった。
ボクシング界を大混乱に陥れた前代未聞の“不可解裁定”の全容が、明らかになった。「試合の減量とダメージで話せる状態にない」と大毅不在で行われた大阪市内での一夜明け会見。亀田ジムの嶋聡マネジャーは「IBFから事前にルールの説明があり、了解していた。大毅も知っていた」と明かした。混乱が起きた要因として、興行主としての説明責任を欠いたことに「ちゃんとしたルールが、公に伝わりきれていなかったと思う」と釈明した。
3日の王座統一戦で、大毅は、体重超過でWBAに王座を剥奪されたリボリオ・ソリス(31)=ベネズエラ=に1―2の小差判定で敗れた。しかし、IBFの裁定は、前日に発表した「大毅が負けたら王座は空位」とは正反対のまさかの「防衛」。試合直後の会見でも、IBF立会人のリンゼイ・タッカー氏が「ルールは事前に両陣営に伝えていた」と説明し混乱は深まった。
嶋マネジャーは「WBAも交えたルール会議で配られた(英文の)紙で(ルールを)確認した。口頭でも説明があったが、英語とスペイン語が飛び交う会議だったので、ジムで雇うアドバイザーを通じて最終確認したが、それも夜になってからだった」と説明した。
結果的には失うものがない状態となった大毅はWBAのタイトルを狙いにいったが、陣営は一時中止も考えたという。嶋マネジャーは「お客さん、テレビ放送もある中で、大毅本人も『やる』と言うのでやった」と事情を説明した。
防衛記録の取り扱いなどについては、JBCなどと協議する方向という。渦中の大毅は後日、会見を行う予定だが、因縁のついた王座を防衛するのか、それとも返上するのか。発言が注目される。
◆IBFタイトル戦ルール1章A項2 王者が計量をパスして挑戦者が失敗した場合、王者が試合で勝っても負けても王座を保持することを合意の上で、試合を開催しても良い。
◆ソリスの減量失敗 2日の計量1回目、リミットの52.1キロから1.4キロも超過。再計量まで1時間5分あり、会場周辺を走って体重を落とそうとしたが、すぐに「日本の寒さで汗が出ない」と断念した。再計量でも1.1キロオーバーし「金でも何でも払ってやるよ!」と逆ギレ。水やコーラなどをガブ飲みし、約1時間でペットボトル7本を空にした。IBFとWBAは協議の末、WBA王座を剥奪した。
(2013年12月5日06時05分 スポーツ報知)
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