社会

県弁護士会が特定秘密保護法案反対のビラ配布
(山口県)
今の国会で最大の焦点となっている「特定秘密保護法案」。国民の知る権利を脅かすとして県弁護士会は4日、山口市で法案に反対するチラシを配布した。チラシを配布したのは、県弁護士会山口地区会の弁護士や事務局の職員など15人。弁護士らは「日本に必要なのは情報公開の充実」などと書かれたチラシを市民に手渡し、法案反対を訴えた。県弁護士会では、特定秘密保護法案が「国民の知る権利を侵害する」として、すでに、総理などに法案に反対する会長声明を送っている。県弁護士会の内山新吾弁護士は「社会全体を息苦しいものに変えてしまう、そういう法案をその必要性がはっきりしない状態で成立させるということはどうしても許されない」などと街頭で訴えていた。与党側は6日の会期末までに法案を可決・成立させる方針を確認しているが、県弁護士会では5日も、JR徳山駅や岩国駅周辺で反対を呼びかけることにしている。
[ 12/4 19:26 山口放送]