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ぜんそく ペット飼う若い患者で悪化傾向
12月5日 4時28分

ぜんそく ペット飼う若い患者で悪化傾向
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犬や猫などのペットを飼っている若いぜんそくの患者は、ペットを飼っていない同じ年代の患者に比べて症状が悪化する傾向にあることが、神奈川県にある病院のグループの研究で分かりました。
グループでは「薬でうまく症状を抑えられない人は、ペットを飼うのを控えたほうがよい」と話しています。

神奈川県相模原市にある国立病院機構相模原病院臨床研究センターのグループは、16歳から34歳までのぜんそくの患者460人を対象に、犬や猫、それにハムスターといったペットを飼っているかどうかで、ぜんそくの症状に違いが出るか調べました。
その結果、ペットを飼っている患者は、飼っていない患者に比べ、吐く息の量が平均で10%少なく、のどのアレルギー物質に対する反応も強くなっていました。
これは、ぜんそくの症状が悪化し、気道が狭くなっていることを示すもので、息苦しくなったり、せきをしやすくなったりしているということです。
研究を行った関谷潔史研究員は、「外で飼育すれば悪影響を緩和できるという報告もあるが、ペットの種類によっては対応が難しい場合もある。薬でうまく症状を抑えられない人は、飼うのを控えたほうがよい」と話しています。

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